激戦区の5m超カムロードキャブコン市場
5mを超える車長を持つカムロード特集は以前2020年に記事をリリースしているが、その後、魅力的なモデルが多数発表された。
ナッツRVとバンテックのツートップが君臨していたカテゴリーだが、2018年にリバティ52シリーズで参入したアネックス、2020年にトリップで参入したダイレクトカーズが加わった。
その他、東和モータース販売、ファンルーチェ、マックレー、L.T.キャンパース、セキソーボディなど多くのビルダーが優れたモデルで参入し、激戦区になっている。
2022年のジャパンキャンピングカーショーでは、カムロードのモデルチェンジに伴い、各ビルダーから最新モデルが発表された。今回は、最新の5m超カムロードキャブコンを特集する。
(価格は比較表をご覧ください。記事中の価格は全て税込です。また装備や仕様に関してはビルダーでカスタマイズ可能な場合もありますので、各ビルダーにお問い合わせください。)
目 次
カムロードのモデルチェンジ
各モデルを解説する前に、新しいカムロードの進化点をまとめておきたい。カムロードはトヨタの「ダイナ」をベースに、キャンピングカー用に用意されたベース車で、キャンピングカービルダーに提供されている。もちろんカタログには載っていないし、一般には販売されていない。
カムロードのベースになっている新型ダイナ
このカムロードは2021年にモデルチェンジされ、2022年ジャパンキャンピングカーショーでは、新型カムロードをベース車にしたモデルが多数出品された。
大きく変わった点は、全車ダブルタイヤになったこと。キャンピングカーの横転事故が毎年報告される中、これはカムロードキャブコンにとって必然的な進化と言える。
また安全機能が大幅に強化された。プリクラッシュセーフティや前進誤発進抑制機能など、最新の乗用車に搭載されているレベルの安全機能が装備された。
また、ディーゼルエンジンは3Lから2.8Lに変更されたが出力は変わらず燃費の向上にも貢献する。更にミッションは4速から6速にグレードアップされた。
ただし、これらの追加装備で価格が大幅に上昇した。もちろんキャンピングカーの完成車の価格も大幅にアップしており、5m超のカムロードキャブコンでは軒並み税込1000万円を超えてしまったのも事実だ。
以下、5m超のカムロードキャブコンの最新モデルをピックアップする。
(冒頭のの写真をクリックすると動画が再生されます。)
クレア/スティング5.3 TypeW/X:ナッツRV
クレア5.3X
ナッツRVの5m超カムロードキャブコンは、「クレア」と「スティング」がラインアップされている。これらの違いはバンクの形状。クレアは大きなバンクを持ち、スティングはスマートなバンク形状となっている。
もちろんスティングは外観はスマートになるが、バンクベッドの高さは低くなるし、就寝人数も1名少なくなる。
クレア5.3X Evolutionのインテリア
もう一つの選択肢はレイアウトで、「5.3W」と「5.3X」を選択できる。5.3Wは後部に横置き2段ベッド、5.3Xは後部にハイマウントダブルベッドを持つ。従って、バンク形状とレイアウトの組み合わせで4モデルが存在する。なお、簡易的な2列目後ろ向きシートとハイマウントダブルベッドの組み合わせの5.3Zは廃止された。
グレード的には、家庭用エアコンを標準装備するがサブバッテリーはディープサイクルバッテリーを搭載する「エボリューション」仕様と、リチウムイオンバッテリーを標準装備する「ハイパーエボリューション」仕様が選択できる。
シェルは、サイドはアルミコンポジットパネル、ルーフとフロアはFRPのコンポジットパネルを採用し、高断熱性と軽量化を達成している。また、5色の外装カラーと4種類の家具色を選択できるなど、選択肢が広いのも大きな特徴だ。なお、写真のフェイスパネルはオプション。
クレア5.3Wは後部に横置き2段ベッドを持つ
なお、5.3Wは、後部横置き2段ベッドの上下段とも最大1200mmのベッド幅を持つ。足元は狭くなる異形ベッドだが、他モデルに比べ肩回りが広いのが長所となっている。
⇨ クレア5.3W Evolutionの詳しい記事はこちら
⇨ クレア5.3X Evolutionの詳しい記事はこちら
ヴォーンエクスクルーシブRWB/R2B:東和モータース
ヴォーンエクスクルーシブRWB
東和モータース販売は輸入モーターホームから軽キャンパーまで扱う総合ビルダーで、ヴォーンシリーズは国産カムロードキャブコンの統一ブランド。
ヴォーンには5m未満と5m超のどちらもラインアップされているが、5m超のモデルには「エクスクルーシブ」の称号が付く。ヴォーンエクスクルーシブには後部に横置き2段ベッドを持つ「R2B」とハイマウントダブルベッドを持つ「RWB」が選択できる。
ヴォーンエクスクルーシブRWBのインテリア
従来エクスクルーシブは「ヴォーンエクスクルーシブ」として横置き2段ベッドレイアウトのみだったが、新型カムロードに切り替わったタイミングで「エクスクルーシブR2Bと「エクスクルーシブRWB」の2モデルとなった。
ヴォーンはナッツRVのクレアと多くのパーツを共有しており、姉妹車と言える。即ち、ヴォーンエクスクルーシブR2Bはクレア5.3W Hyper Evolutionに、ヴォーンエクスクルーシブRWBはクレア5.3X
Hyper Evolutionに相当する。
ヴォーンエクスクルーシブR2Bのギャレー
ただしヴォーンエクスクルーシブは全車リチウムイオンバッテリーを標準装備し、従ってクレアのEvolutionに相当するモデルは存在しない。また、スティングに相当するモデルも存在しない。クレア同様5色の外装色から選択できるが、内装色は「シュタイン」と「ショコラーデ」と名付けられた2色のみ用意されている。
選択肢が多数用意されているクレアに比べると、ヴォーンの選択肢はかなり狭くなるが、価格はクレアのHyper Evolution仕様に比べると多少安価になっている。家具の作りや機能性はクレアと同じなので、外観や内装が気に入ればお買い得なモデルだ。
⇨ ヴォーンエクスクルーシブRWBの詳しい記事はこちら
ジル/ジルノーブル/ジル520:バンテック
ジル
ジルシリーズはバンテックの5m超カムロードキャブコンで、リアエントランスの「ジル」、後部に横置き2段ベッドを持つ「ジル520」、ハイマウントダブルベッドを持つ「ジルノーブル」の3レイアウトが選択できる。
ジルの広いダイネット
ジルシリーズの特徴は、重厚でゴージャス感のあるインテリア。間接照明を使ったムーディな室内はグレード感の高いクルマ旅をサポートする。特にサニタリールームの細部にわたるインテリアのこだわりはジルシリーズ独特のものだ。
ジルノーブルのギャレー
また、ギャレーには豪華な常設コンロとシンクが標準装備され、車内で調理することを想定した設計になっている。旅先の食材で料理を楽しむユーザーには嬉しいコンセプトだ。
残念ながらリチウムイオンバッテリーの選択肢が用意されていないが、トリプルバッテリーと家庭用エアコンは標準装備され、さらに防音処理された発電機収納ボックス(ibox:動画はこちら)も用意されている。
大容量バッテリーや急速充電システム、あるいは大容量ソーラーシステムが主流になった現在でも、発電機の信頼性と安心感を求めるユーザーは多い。災害時の汎用性を考えると、ある意味合理的なシステムかもしれない。
⇨ ジルの詳しい記事はこちら
⇨ ジルノーブルの詳しい記事はこちら
トリップ/Ⅱ/Ⅲ/Log Base:ダイレクトカーズ
トリップⅡ
ダイレクトカーズはもともとハイエースベースのバンコン専門ビルダーだったが、2019年にハイエースベースのキャブコン「モビリティホーム」を発表、そして2020年にはカムロードベースのキャブコン「トリップ」を発表した。
更に2021年には「トリップⅡ」、「トリップⅢ」、5m未満の「伊勢志摩」を一気に発表、そして2022年には「トリップ Log Base」と5m未満の「江の島」を発表し、総合ビルダーに衣替えした。
トリップ Log Baseのインテリア
同社の5m超カムロードキャブコンのラインアップはトリップシリーズと名付けられており、現在、縦置きダブルベッドの「トリップ」、横置き2段ベッドの「トリップⅡ」、縦置き2段ベッドの「トリップⅢ」、そしてレイアウトはトリップと同じながらログハウス風のインテリアを持つ「トリップ
Log Base」と4モデルが選択できる。
また、全モデルリチウムイオンバッテリーが標準装備されるが、モデルによって電装系が異なる。
リチウムイオンバッテリー容量(Ah) | ソーラーシステム(W) | |
---|---|---|
トリップ | 100Ah x3 | 300 |
トリップⅡ | 100Ah x4 | 165+300 |
トリップⅢ | 100Ah x4 | 1105 |
トリップ Log Base | 100Ah x4 | 540 |
上記のようにトリップシリーズは強力な電装系を持つが、特にトリップⅢは大容量のソーラーシステムを持ち、4個のリチウムイオンバッテリーを急速に充電する。
トリップシリーズは全車シャワールームを持ち、135Lの大容量の給水タンクと瞬間温水システムも特筆できる。多くのモデルは温水を作るのに10~20L程度のボイラーを使い、水と混合して使うが、1回の湯量は1~2名程度。
ファミリーで使う場合は湯が沸くまで待つ必要がある。しかし瞬間湯沸かしができると、給水がある限り続けてシャワーを使うことができる。これは輸入車にもない、大きなアドバンテージだ。
32型大画面テレビを標準装備(写真はトリップ)
その他、32型の大画面テレビをバンクベッドに仕込むというアイデアを実現したのもトリップシリーズだ。
⇨ トリップの詳しい記事はこちら
⇨ トリップⅡの詳しい記事はこちら
⇨ トリップⅢの詳しい記事はこちら
⇨ トリップLog Baseの詳しい記事はこちら
バレンシア520:マックレー
バレンシア520
マックレーは軽キャブコンから、一時はセミフルコンまで製作しているビルダー。現在はこのバレンシア520が同社のフラグシップ的存在だが、ヘビーデューティーな豪華キャブコンだ。
今回の特集はカムロードキャブコンだが、バレンシア520は三菱ふそうのキャンターをベース車に使用している。比較対象になるので、特集に加えた。
バレンシア520はもともと1000万円を超える価格で、カムロードキャブコンよりかなり高価だったが、カムロードのモデルチェンジでカムロードキャブコンが軒並み高価になり、バレンシア520に近い価格になった。
バレンシア520のダイネット
バレンシア520は豪華なインテリアが特徴。複雑な曲線を生かしたデザインのルーフとそれに組み込まれた間接照明で、クラシカルで高級感のある室内を演出している。
ビデオのモデルはリアエントランスを採用しており、前部に広いダイネットを持つ。ただし、センターエントランスのレイアウトも製作が可能で、好みに応じてレイアウトを選択できる。
温水シャワーが標準装備のサニタリールーム
また、サニタリールームにはカセットトイレ、温水シャワー、専用手洗いが装備され、更に瞬間湯沸かしも可能となっている。
同社は外部電源が無くても電源が確保できる、いわゆる自立型のキャンピングカーをコンセプトとしており、バレンシア520にも大型の発電機を標準装備している。これにより、電気の心配はほとんど解消される。
⇨ バレンシア520の詳しい記事はこちら
ヨセミテ:ファンルーチェ
ヨセミテ
ファンルーチェは「セレンゲティ」、「パタゴニア」、「ウラル」といったハイエースをベースにするキャブコンを多くラインアップしており、カムロードベースは5.0m未満の「イグアス」のみだった。
「ヨセミテ」は同社の5m超のカムロードキャブコンの穴を埋める存在として、2021年に発表された。ただ、2022年のジャパンキャンピングカーショーでもまだ参考出品として展示されていた。従って、価格は未定となっている。
外観はバンクがスラントしたスマートな形状だが、そのためバンクでは大人が1名就寝できるに留まっている。
ハイマウントダブルベッドのレイアウト
対座ダイネット、後部ハイマウントダブルベッド、ギャレー、サニタリールーム、家庭用エアコン、リチウムイオンバッテリー(OP)と必要な装備はすべて揃っているが、スペックは比較的標準的なものになっている。
温水シャワーが標準装備される
ギャレーにはシンクのみがビルトインされ、常設コンロが無いのも、このクラスにしては多少貧弱だ。しかし一方、サニタリールームには温水シャワーと専用手洗いが標準装備されている。トイレはカセットトイレかポータブルトイレを選択できるようオプションとなっている。
全体的にシンプルな印象ではあるが、価格が安価であれば、手の届きやすい5m超キャブコンとして魅力的な存在になるだろう。
⇨ ヨセミテの詳しい記事はこちら
リバティ52DB/SP:アネックス
リバティ52DB
アネックスは「ファミリーワゴン」、「リコルソ」、「ウィズ」といったハイエースベースのバンコンと「リバティ52」シリーズのカムロードベースのキャブコンをラインアップする総合ビルダー。
従来からキャブコンをラインアップしていたが、2018年に発表した「リバティ52DB」は、今までにないスタイリッシュな外観のカムロードキャブコンとして話題になった。2020年にはハイマウントダブルベッド仕様の「リバティ52SP」も発表、一気にカムロードキャブコンのメインストリームの一員となっている。
リバティ52SPのインテリア
リバティ52シリーズの特徴は、外観、内観の美しさと、先進の装備。今までないないフォルムのエクステリアはカムロードキャブコンのデザインの常識を変えた。またインテリアは間接照明を多用した美しいデザインで、ナチュラルなトーンは欧州車を思わせる。
サニタリールームには瞬間湯沸かし温水シャワーが標準装備
家庭用エアコンとリチウムイオンバッテリーを標準装備するのは当然ながら、床暖房と瞬間湯沸かしができる温水シャワーまでも標準装備し、先進の快適性を実現している。
現在、横置き2段ベッドのリバティ52DBと、ハイマウントダブルベッドのリバティ52SPを選択できる。どちらも欧州車に見劣りのしない国産モーターホームだ。
⇨ リバティ52DBの詳しい記事はこちら
⇨ リバティ52SPの詳しい記事はこちら
レガードネオプラス:L.T.キャンパーズ
レガードネオプラス
レガードは、L.T.キャンパーズとヨコハマモーターセールスが共同で開発したモデル。ヨコハマモーターセールスは「レガード」を、L.T.キャンパーズは、レガードではオプションの家庭用エアコンやプルダウンベッドを標準装備し、「レガードネオプラス」として販売している。
レガードネオプラスの特徴は、低重心。専用に延長したシャシー設計とFRP一体成型セミモノコックフロアユニットによる軽量化を図っており、徹底した低重心化と走行の安定性を実現している。
レガードネオプラスのダイネット
レイアウトは前部の対座ダイネットと後部に横置き2段ベッド、中央にギャレーとサニタリールームを配置する。カムロードキャブコンでは珍しい、プルダウンベッドを採用し、これによりバンクの目立たないスタイリッシュな外観を持っている。
レガードネオプラスのインテリア
家庭用エアコンや温水シャワーが標準装備され、装備も充実しているが、ギャレーにコンロが常設されていないのは、調理をするユーザーには残念なところ。また、リチウムイオンバッテリーもオプション設定して欲しいところだ。
低重心を重視しているためかオーバーヘッド収納が小さいのも気になるところだが、後部の2段ベッドはベッドボードを取り外すと大きな収納庫になり、サイド扉も縦長に大きく開口するため、自転車等を積み込むことができる。
⇨ レガードネオプラスの詳しい記事はこちら
プログレス:セキソーボディ
プログレス(動画はありません)
セキソーボディはタウンエースやハイエースをベース車にしたキャブコンが中心のビルダーで、アルミパネルを素材にした独自の「ハイドロバックパネル」の採用により、軽量化が同社のキャンピングカーの特徴になっている。
「プログレス」は展示会に出品されることがほとんど無いためビデオが無いが、リアエントランスでありながら後部に横置き2段ベッドを持つ珍しいレイアウトを持つ。
広いダイネット
そのレイアウトは、リアエントランスの特徴である前部の広いダイネットを持ちながら、常設ベッドが無いというリアエントランスの弱点を、最後部に横置き2段ベッドを装備することで翻している。
最後部の横置き2段ベッド
リアエントランスでは通常最後部に位置するギャレーは、エントランスを挟んで2段ベッドの対面に置き、ここに冷蔵庫などもビルトインされている。もちろん多目的ルームも用意されており、カセットトイレがオプションで設置できる。
家庭用エアコンもオプションで選択できるが、これは発電機(ホンダEU18i)用の床下排気が施された収納ボックスの設置とセットになっている。即ち、エアコンはバッテリーではなく、発電機で動作させることが想定されている。
まとめ
5m超のカムロードキャブコンのカテゴリーは新規参入もあり、ますます激戦区になっている。しかしそのため切磋琢磨され、多くの新技術や快適装備が投入されている。ユーザーにとっては嬉しい状況ではあるが、カムロードのモデルチェンジにより、価格が大幅に上昇したことは大きなインパクトになるだろう。
そのような中ではやはり価格に見合った高度な先進性、快適性が求められる。その意味ではダイレクトカーズのトリップシリーズが突出して強力な電装系や瞬間湯沸かし機能などの先進機能を持つ。ただし価格も最も高価な部類に入る。
価格面を考慮すると、アネックスのリバティ52シリーズが挙げられる。お洒落な室内と床暖房や瞬間湯沸かし機能を備えた快適性、さらに家庭用エアコンとリチウムイオンバッテリー、ソーラーシステムも標準装備されての価格は魅力的だ。
ナッツRVのクレア・スティングシリーズは選択肢の多様さが魅力。ただし、ハイパーエボリューションでリチウムイオンバッテリーに対応しているが、これはリチウムイオンバッテリーを積む他車でもほぼ同様の機能があり、突出したアドバンテージは見つけ難い。ヴォーンシリーズとともに平均的なモデルだ。
また、バンテックのジルシリーズは老舗のノウハウが生かされ、カムロードキャブコンの本家と言った存在ではあるが、リチウムイオンバッテリーや瞬間湯沸かしなどの先進性が無いのが残念なところ。
マックレーのバレンシア520はカムロード勢の価格が上がったため、相対的に競争力が強くなった。もちろんまだ高価ではあるが、大出力発電機をも標準装備する自立型モーターホームと呼ぶにふさわしい装備は、豪華なインテリアと相まって大きな魅力だ。
レガードネオプラスとプログレスは、それぞれ他のモデルにないアドバンテージを持つが、全体としてみると、最先端の先進性や装備から多少遅れをとっているように見える。もちろんこれらのアドバンテージを求めるユーザーには他に選択肢のないモデルだ。
ヨセミテはまだ同社のサイトに載っていない最新モデルではあるが、多少インパクトに欠ける感じは否めない。しかし、シンプルでオーソドックスな装備は、”価格が安価であれば”キャブコンのエントリーモデルとして人気が出るかもしれない。
いずれも魅力的なモデルだが、この価格帯になるとフィアットデュカトをベース車にする欧州車との競合も現実的になってくる。
アドリアのコンパクト
欧州車の豪華な装備と洗練されたインテリアは魅力的だが、右エントランスやLPガスの充填問題など弱点もある。今後欧州車との比較も行ってみたい。
比較表