ビデオは上が短縮版、下が完全版です。
Liberty(リバティ)52DBはアネックスが製作する、トヨタカムロードベースのキャブ・コンバージョン キャンピングカー。
同社のリバティシリーズは、従来ハイエースベースのLIBERTY NS、LIBERTY FSがラインアップされていたが、ハイエースベースのリバティは昨年11月に生産終了となり、今後はカムロードベースに移行する。
同社はNV200、NV350、ハイエースベースのバンコンもラインアップしているが、リバティはその中でも同社のフラグシップ的な存在となる。
将来的には今回のビデオで紹介されているレイアウトの他にも、様々なレイアウトが登場してくる予定だ。
さて、リバティ52DBについては既にレビューをリリースしているが、今回はキャンピングカープラザ東京代表取締役、木村元一氏に詳細を語っていただいた。
YouTubeビデオの完全版は1時間、短縮版でも20分の詳細説明だが、リバティ52DBだけでなく、キャンピングカーのコンセプトや最新技術についても参考になるだろう。
スタイリッシュなエクステリアがまず目を引くが、単にデザイン面だけでなく、いろいろな工夫がされているのが分かる。
また、家庭用エアコン、床暖房、リチウムイオンバッテリーなどを標準装備し、ほとんどフル装備と言ってよい。
インテリアは、今まで国産車は今一歩輸入車に追いつかない印象があったが、リバティ52DBは全く引けを取らない洗練度と完成度、そして高級感を達成している。
そのうえで、家庭用エアコン、床暖房、リチウムイオンバッテリー、カセットガスといった国産車の使いやすさ、快適性、先進性を備えている。
特に輸入車を国内で使う場合問題となるエアコン、電気、ガスについては全く問題ない。
ボディサイズは輸入車に比べると小型で当然車内は比較すると狭くなるが、しかし国内で運転や駐車をするには最適のサイズで、特にスーパーや観光地などでの駐車時は気が楽だ。
モーターホームと呼べる国産モデルは数少ないが、リバティ52DBは間違いなくその1台と言える。今まで輸入車の洗練度と国産車の使い勝手の間で迷っていたユーザーへの一つの答えと言えるかもしれない。
価格は765万円(ガソリン2WD:税別)~、ディーゼルは814万円(2WD:税別)。カムロードベースのキャブコンでは代表的な存在であるバンテックのジルシリーズより多少高価だが、これだけの装備が付いてこの価格ならむしろ安価と言えるだろう。
輸入車も最近は同程度の価格設定がされたモデルも出てきたが、エアコンやリチウムバッテリーを装備して快適性を求めると、途端に高価になってしまう。その意味では、輸入モデルに比べると圧倒的に安価だろう。
今後、完全な二人旅用レイアウトも期待したい。