ポータブル電源


度重なる震災で注目を集めているポータブル電源だが、キャンピングカーが震災に有効だと実証されるにつれ、キャンピングカーユーザーからも注目を集めている。

また、最近ではリチウムイオンバッテリーの低価格化が進み、大容量のポータブル電源が発売されているのも大きな理由だ。大容量化と大出力化により、車内の装備も多様に使えるようになり、ポットやドライヤーも使えるようになった。

更に、車中泊が一般化してきたことにより、サブバッテリーを持たないバンや軽キャンパーでも使われるようになってきた。今や車中泊には無くてなならない装備品になっている。

なお、キャンピングカーの中には、キャンパー鹿児島のインプラスのように、ポータブル電源を車内のシステム電源として使うことができるモデルもある。ポータブルバッテリーをクルマのケーブルにつなぐと照明ややその他の装備に充電でき、走行充電もできる。

 キャンパー鹿児島のインプラス


容量

ポータブルバッテリーの容量(蓄えられる電気の量)は「Ah(アンペアアワー)」や「Wh(ワットアワー)」という単位で表す。数字が大きい方が大きな容量だ。


出力

多くのポータブル電源は100V、12V、USB電源を備えている。100Vは多様な家電品、12Vはポータブル冷蔵庫、USB電源はスマートフォンの充電などに、直接プラグを指して使用できる。


充電

充電はクルマのシガーライターから取れるが、エンジンを動かしている必要がある。走行中は良いが、停泊地では充電することができない。停泊地に100V電源があればそこから充電できるが、なければソーラーパネル(別売)から充電することもできる。



EcoFlow(エコフロー) DELTA

お勧めのひとつはEcoFlow(エコフロー) DELTAだ。これはEcoFlow Technology Ltdの製品で、日本ではEcoFlow Technology Japan株式会社が販売している。容量により数種類から選択できる。



ECOFLOW(エコフロー) DELTAは容量1260Whで、 6系統の正弦波 AC(1600W 、50/60Hz)、4系統のUSB Type-A(うち2系統は急速充電対応)、2系統の60W USB Type-Cの出力を持つ。1時間で80%、2時間以下でフル充電できる。

3種類の充電ケーブル(MC4-XT60ソーラーパネルケーブル、シガーソケット充電ケーブル、 AC充電ケーブル)、EFDELTA収納ケース、取扱説明書が付属する。

EcoFlow(エコフロー)シリーズには、以下のものもある。

 




JVCケンウッド ポータブル電源 BN-RB10-C



もう一つのお勧めは、JVCケンウッドのポータブル電源シリーズ。おなじみのJVCケンウッド製なので安心感も高い。

シリーズには4モデルあり、最も大容量なBN-RB10-Cは278.4Ah/1002Wh。ハイエースキャンピングカーに搭載される一般的なサブバッテリーは100Ahなので、その大容量さが分かる。

3系統のAC100V、2系統のUSB-C、1系統のUSB-A、1系統のシガーソケットポートを搭載し、出力は1000W(ピーク2000W)。電気毛布なども使用できる。2年間保証が付くのも嬉しい。



なお、シリーズにはソーラーパネルBH-SP100-Cも用意されている。最大出力100W、質量4.2kg。



これらもキャンピングカービルダーで採用されている製品なので、安心して使用できる。下はAtoZのアメリア ワンで採用されているJVCケンウッドのポータブルバッテリー。

 AtoZのアメリア ワン





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