【NEWS】ダイレクトカーズが三重県津市と「災害時におけるキャンピングカーの貸し出しに関する協定」を締結

 前葉泰幸 津市長(左)とダイレクトカーズの百田雅人社長

ダイレクトカーズ(三重県津市:百田雅人社長)は、5月26日、三重県津市と「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」を締結した。災害時に同社がキャンピングカーを提供し、一時的な避難場所として活用するというもの。

2019年には、三重県いなべ市と同様の提携を行って以降、2021年7月に神奈川県厚木市に同社の直営店をオープンしたことに伴い、同市とも同様の協定を締結。更に2月3日には三重県鈴鹿市、3月14日には神奈川県藤沢市とも同様の協定を行い、積極的に災害支援活動に貢献している。

今回は、同社のお膝元の津市との協定で、大規模災害時に同社のキャンピングカーを避難所や市職員の活動拠点などとして活用できるというもの。この日は、津市西丸之内の津リージョンプラザ玄関前に同社のトリップⅢを持ち込み締結式が行われた。

 トリップⅢのインテリア

ダイレクトカーズは「トリップ」シリーズをはじめとするキャブコンキャンピングカーから、ハイエースベースのバンコンキャンピングカー、あるいは「アマホ」シリーズの軽キャンパーまでラインアップするキャンピングカーの総合ビルダー。

特に同社はエアコンとリチウムイオンバッテリーを多くのモデルに標準装備しており、暑い夏でも長時間実用的に車内で過ごすことができる。もちろん暖房用のFFヒーターも標準装備している。

昨今、災害時の避難方法としてキャンピングカーが注目されており、実際多くの購入者が災害時の利用を購入理由に挙げている。その意味でも同社のモデルは災害時の避難場所として実質的に頼りになる存在だ。

 1105Wのソーラーシステムを搭載したトリップⅢ

特に今回締結式に持ち込まれた「トリップⅢ」は、実に1105Wのソーラーシステムと400Ahのリチウムイオンバッテリーを標準装備している。これなら停電が長期にわたっても、生活に必要な電気を自前で調達できる。

 トリップⅢのサニタリールーム

更に同社の「トリップ」シリーズではカセットガスによる瞬間湯沸かし機能と、温水シャワーやトイレが完備されたサニタリールームもあり、文字通り災害時に「実用になるシェルター」として生活できる。

災害時や、密な状況を避けなければならない現状において、今後キャンピングカーは単なるレジャー用のクルマではなく、災害時のシェルターとして購入するユーザーも増えるだろう。同社の活動は、災害時のキャンピングカーの有用性を啓蒙するうえでも役立っている。



災害時に役に立つキャンピングカー9選」の記事も参照いただきたい。


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