コンパスドルク P-Cool ホワイトハウス ⇨ 詳しい記事はこちら
コンパスドルクは、同社の数あるコンパスシリーズの中で、ハイエーススーパーロングをベースにしたロングセラーモデル。
右サイドにはエクステンションウインドウを架装し、断熱と室内の拡張を図っている。
レイアウトは2列目と3列目にマルチモードシートを採用、対座ダイネットとしており、後部にはハイマウントダブルベッドを装備し、常設ベッドとしている。
なお、ダイネットもベッド展開すると、大人2名が就寝できるので、ファミリーでもゆったり就寝できる。
3列目シートの横にはスリムなギャレーを置き、シンクと上蓋式冷蔵庫をビルトインしている。また、電子レンジも標準装備される。
対座ダイネットとハイマウントダブルベッドで構成されたインテリア
P-COOLは、このコンパスドルクに縦型の一体型クーラーを標準で組み込んだモデル。ノーマル仕様では収納棚があった位置にクーラーを設置し、下にあった冷蔵庫は移設している。
車外の排気口もうまく処理されており、外観上の不自然さはない。
このクーラーは外部電源に加え、サブバッテリーでも駆動することができる。このため、P-COOL仕様には3本の100Ah AGMバッテリーが標準装備される。
一体型クーラーはここに設置
価格は568万円~(税別)で特別に安価というわけではないが、ノーマルのコンパスドルクに30万円でエアコンや高性能バッテリーがつくことを考えると、お買い得かもしれない。
レム フォレスト キャンパー鹿児島 ⇨ 詳しい記事はこちら
レムはそのモデル名からも連想されるように、睡眠にこだわったコンセプトで作られている。レム セカンドアクト、レム フォレストどちらもレイアウトは前部にFASPシートによる対座ダイネット、後部にハイマウントダブルベッドの構成。
違いはレムセカンドアクトは、ダイネットとベッドの境に扉があり、ベッドルームが個室化できること。また、インテリアカラーの違いもある。
対座ダイネットとハイマウントダブルベッドで構成されたレイアウト
右サイドのウインドウは、エクステンション化されており、断熱と車内の開放感に貢献している。
右サイドには、スリムなギャレーセクションがあり、シンクがビルトインされている。ただし、上蓋式冷蔵庫と電子レンジはオプション。
この2モデルの最大の特徴は、KULOS(クロス)と名付けられた、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載していること。容量は5000Whで、単純計算では100Ahのサブバッテリーの4個分以上の大容量を持つが、リチウムイオンバッテリーは大電流出力でも効率が落ちないため、エアコンなど多くの電気を一度に使う機器を動かす場合は、2倍近い時間使えることになる。すなわち8個分だ。
標準で搭載されるKULOSリチウムイオンバッテリーユニット
これだけの大容量のため、標準装備のエアコンはバッテリー駆動でもかなり実用的に使用できる。ただし、大容量バッテリーの充電は、それなりに時間がかかる。多くの電気を使ったあとは、満充電するのに一晩くらいはかかるだろう。
価格は623万円と高価な部類に入るが、安心して長時間エアコンを使用できるメリットは大きい。