ファミリー向けボンゴ/バネットベースライトキャブコン比較(その3)


マンボウファミーユ ロータスRV販売
ボンゴベースのキャブコンと言えば、やはりマンボウが代表格だろう。
ラインアップの豊富さ、装備の充実度、インテリアの高級感、エクステリアのスマート感など、長年の進化を感じさせるパッケージングになっている。
エクステリアは、大きなバンクを持つが、キャンピングカーにありがちな直線が目立つボックススタイルではなく、曲線を取り入れたデザインで、武骨感が無い。

ラインアップはアバンギャルド、イブ、ファミーユの3種類があるが、アバンギャルドとイブは内装色の違いでレイアウトは同じ。
この2モデルは対座ダイネットと、後部にユーティリティールームとギャレーを配置し、ベッドはバンクベッドで2名、ダイネット展開で2名の計4名が就寝可能。
ファミリーで使用する場合は、ダイネットを展開してベッドにする必要がある。

ファミーユは、名前の通りファミリー向けのレイアウトを持つ。
ダイネットは対座で、後部に2段ベッドを備える。
そのため、バンクベッドを含め計4名のベッドは常設ベッドで、ダイネットはそのままで就寝できる。
それ以上の人数なら、ダイネットを展開してもう1名が就寝可能。
ただしファミーユはユーティリティールームは省かれている。

今回はファミーユをノミネートしたので直接関係ないが、アバンギャルドとイブにあるユーティリティールームでは温水シャワーをオプションで装備可能。
もちろんカセットトイレも選べる。

なおファミーユを含めて家庭用エアコンと発電機もオプション設定されている。



ボーノ カトーモーター
このモデルの最大の特徴は、その外観だろう。
丸みを持ったクラシカルな外観は、ほのぼのとしたイメージを与える
全長4800mmのボディは、ボンゴを使用したキャブコンでは長いほうで、その分広々感がある。

外観はクラシカルだが、機能的には基本構造を鉄で構成、シェルはアルミとFRPで軽量化、更に同社独自の断熱性能を持つなど、高機能を誇る。
レイアウトはボーノA、B、C、Dの4種類があり、ファミリーには、前向き着座でドライブでき、2段ベッドとバンクベッドによりダイネット展開なしに就寝できる、ボーノCかボーノDが良いだろう。
ボーノCとDの違いは、ボーノDにはユーティリティールームがあるが、Cには無い。
その代り、Cはダイネットと2段ベッドに余裕がある。
インテリアは同社のモデルに共通する、木を生かした家具をふんだんに使用しており、高級感のある室内となっている。

ただ、エアコンや発電機、電子レンジなどのセレクションは無く、機能の選択範囲が狭いのが残念なところ。
もちろん、そのような機能が不要な場合は、内装の豪華さの面で特筆できるモデルと言える。



ボノボーヤ カトーモーター
ボーノの姉妹車というポジションで、丸みを帯びたクラシカルな外観は、ボーノと同じ。
ただ、全長がボーノは4800mmあるのに対し、ボノボーヤは4300mmで、全長が極めて短いので、取り回しの良さや、車庫スペースの面で優位だ。
レイアウトは4種類あり、ファミリー向けは前向き乗車ができ、2段ベッドを持ちベッド展開が不要なBがお勧め。
全長がボーノに比べ短いので、ユーティリティールームのスペースは取れない。
また、ダイネットは対座ではなく、2列目の前向きシートのみとなる。




2016.1.8