キャブコンでもバンコンでも同じですが、二人仕様に割り切ると非常に自由度が高く、使いやすいレイアウトになります。
まず、運転席、助手席以外に、前向きに座るシートは必要ないので、2列目にマルチモードシートを配置する必要がありません。従って、前後の移動がスムースになります。
コンパクトバンコンで二人旅を想定したレイアウトでは、ロングシートが使われる傾向にあります。ロングシートの利点は、シートの下に収納スペースを設けられることで、狭い室内にモノが散乱するのを解消できます。
また、ギャレーのスペースも広く取れますので、冷蔵庫や電子レンジを装備することもでき、従って二人での長期旅も快適に過ごせます。
良いことの多いレイアウトですが、欠点を上げると、ギャレーコンソールが大きいと、フロアベッドの幅が狭くなることです。一応2名就寝できますが、ポップアップルーフがあれば上下で分かれてゆったり就寝できます。また、プライベートな時間を持てるという意味でも、余裕が生まれます。
なお、コンパクトバンコンでは先にも書いた通り、ファーストカーとしての需要が多いため、二人仕様のレイアウトを持つモデルはあまり多くないのが現状です。
ポップ・コンeE(キャンピングカー広島)のレイアウト