ダイレクトカーズ(三重県津市)は、「TRIP(トリップ)PREMIUM」を発表した。リチウムイオンバッテリーが3個(計300Ah)、2000Wインバーター、300Wソーラーシステム他が標準装備され、価格は据え置き。20台の限定生産。
トリップは今年(2020年)のジャパンキャンピングカーショーで発表された、カムロードベースのキャブコン。同社はハイエース中心のバンコン専門ビルダーだが、昨年のハイエースベースキャブコン「モビリティホーム」に加え、カムロードベースのキャブコンを発売するということで大きな話題になった。

トリップのダイネット
しかし、それだけではなく、セパレートクーラーや瞬間湯沸かし温水シャワー、IHクッキングシステム、そして32インチ大型テレビが標準装備と、装備面でも先進のシステムが搭載されている。(トリップの詳細記事はこちら)
そのトリップに、今回リチウムイオンバッテリーが3個(計300Ah)、2000Wインバーター、300Wソーラーシステム他が標準装備され、価格は据え置かれた「TRIP PREMIUM」が発表された。従来のトリップの標準仕様では105Ahのディープサイクルバッテリーが2個標準装備されているが、リチウムイオンバッテリーはオプションだった。
具体的な追加標準装備は以下の5点。
・トリプルリチウムイオンバッテリー(計300Ah)
・300Wソーラーシステム
・2000Wインバーター
・C-TEC走行充電強化システム
・電子レンジ
リチウムイオンバッテリーは、ディープサイクルバッテリーに比べ大電力を取り出すのに適しており、エアコンや電子レンジを使用する場合にはより長時間使用できる。また経年変化が少なく、長期にわたり容量の低減が無く使用できる。300Ahのリチウムイオンバッテリーは、100Ahのディープサイクルバッテリーなら5個程度の容量に相当する。

トリップの後部レイアウト
リチウムイオンバッテリーの弱点は価格で、普通に搭載すると数十万円の出費が必要になる。しかし、トリップPREMIUMでは、トリプルリチウムイオンバッテリーが標準装備された後も車両本体価格が据え置かれている。更に300Wソーラーシステム、2000Wインバーター、C-TEC走行充電強化システムなどが標準装備されているので、かなりお得なモデルとなっている。
ただし、これは20台限定モデル。年内生産と書かれているが、これには限らないようだ。しかし、20台限定なのは変わらないので、トリップの購入を考えている場合は早めに問い合わせた方が良いだろう。
主な仕様は下の表を参照いただきたい。
トリップの詳しい解説はこちら。
ダイレクトカーズのWebサイトはこちら。
トリッププレミアムのPDFカタログダウンロードはこちら。

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