ハイエースやNV350キャラバンで、標準ボディからワイドスーパーロングまで応用できるレイアウトです。後部は全面がダイネットになっているのが特徴で、広々感が得られます。前向き着座できるのは運転席と助手席の2名だけなので、二人旅向けのレイアウトです。
常設ベッドを持たないので、就寝前にベッドセッティングする必要があるのが難点ですが、シートの間をマットで埋めるだけなので、マルチモードシートほど苦労せずにセッティングできます。もちろん常設ベッドではないので、ふとん派の場合は寝具の収納場所がないのも欠点です。
レクビィのPlace SL+1やPlace LV+1(記事はこちら)のように、左側のロングシートの代わりに、2列目と3列目の単座を設置し、対座ダイネットやもう1名が前向き乗車できるようにした派生レイアウトもあります。
このレイアウトを持つモデルは非常に多く、スーパーロングではレクビィのPlace(プラス)SL、カトーモーターのエースリーパーやロングトレイン、ビークルのデュオタイプSなどがあげられる。標準ボディではレクビィのPlaceLV、ビークルのハウベル(記事はこちら)、ドリームエーティーのウォークIIタイプC(記事はこちら)、フジカーズジャパンのFOCSDsコンパクト(記事はこちら)、M.Y.SミスティックのマティアスC(記事はこちら)など多数ある。更にワイドロングボディを使用したワゴンモデルが多いのもこのレイアウトで、アネックスのリコルソ(記事はこちら)やかーいんてりあ高橋のリラックスワゴンインフィニティ(記事はこちら)などがある。
長所
・広々感のある室内
・大勢で着席できるダイネット
・比較的簡単なベッド展開
・比較的安価
短所
・ファミリーには適さない(前向き着座は2名のみ)
・ベッド展開が必要
ハイエース標準ボディハイルーフを使用したM.Y.SミスティックのマティアスC