リラックスワゴン インフィニティ


リラックスワゴンは、かーいんてりあ高橋のバンコンキャンピングカーで、同社の看板ブランド的存在のモデル。
従来より、Type1からType4まで様々なレイアウトのリラックスワゴンがラインアップされていたが、3ナンバー仕様のリラックスワゴンは今年1月で受注を終了し、この8ナンバーのリラックスワゴンインフィニティに集約している。

この理由は、今年7月から法律が変更され、今まで認められていたロングソファでの横座りが3ナンバーで認められなくなったことによる。
これを受け、各社は8ナンバー対応モデルを一斉に発表したわけだ。

具体的には、8ナンバー登録に必要な規格をクリアするため、ギャレーを設け、その前の床を掘り下げて規定値の1600mm以上の高さを確保している。
掘り下げたところは床下収納として活用している。

レイアウトはロングソファの対座ダイネットと、後部右側にギャレーが設置される。
即ち、ダイネット中心のレイアウトで、広いダイネットでゆったり寛げる。


ベッドは背もたれでソファー間を埋めれば、フロア全体がベッドとなり、1,800×1,700mmと家庭用ベッドで言えばクイーンサイズの大きさを確保する。
数値上では大人3名が就寝できることになる。

更に、オプションの上段ベッドを追加すると、ここでも大人3名が就寝できるので、計6名が就寝できることになる。
6名で就寝することはあまり無いだろうが、4名のファミリーでも十分ゆったり就寝できるだろう。


ギャレーは後部右側のラックの上部を開くと、丸型シンクが現れる。
蛇口もついており、小さな食器や手を洗うことができる。
上部の蓋を開くと、裏側に鏡が付いており、洗面にも便利だ。
8ナンバー登録のための簡易的なギャレーではなく、しっかりギャレーとして使うことを想定した作りとなっている。


ただし、冷蔵庫はギャレーから遠く離れた、前部右側のラックにビルトインされている。
また、電子レンジのオプション設定もされており、1500Wのインバーターとセットで取付可能だ。

収納は、後部の左側のラックに食器や小物の収納ができる。
また、バッグなど大きめの荷物は、ソファ下の収納スペースに収まるだろう。
更に前出の床下収納も用意される。

電装系は、サブバッテリーが1個標準装備されるが、オプションで追加も可能。
インバーターは350Wのものが標準装備されるが、1500Wの大容量インバーターも選択できる。
また、走行充電はもちろんだが、外部100Vからの充電も標準装備。
ソーラーパネルもオプションで用意されている。

各社8ナンバー対応のハイエースワゴンモデルを発表したが、リラックスワゴンはその中でもギャレーをはじめ、実用性を重視した設計がされている印象を受ける。

40リッター冷蔵庫、ツインバッテリーと1500Wインバーター、FFヒーター、ナビシステムなどがセットになったスーパープラスというセットオプションが50万円で用意されており、これはぜひお勧めしたいところだ。

リラックスワゴン インフィニティのレイアウトは、現在のところロングソファ対座しか無く、従来存在した前向きシートレイアウトはラインアップされていない。
このタイプのワゴンモデルは、日常用途で通常のミニバンと同様に使用されることも多いため、ミニバン同様、前向き乗車のレイアウトも必要になるだろう。


モデル リラックスワゴン インフィニティ
ビルダー かーいんてりあ高橋
ルーフ架装 -
ナンバー区分 8
乗車人数
就寝人数 2(OPで計4名)
ベース車 ハイエースロングワイドワゴン
ダイネット形態 ロングソファ対座
ベッド形態 ダイネット展開フロアベッド
上段ベッドボード(OP)
サブバッテリー ○(105Ah x1)
バッテリー増設 OP
走行充電システム
外部100V入力/充電
インバーター ○(350W)
大容量インバーター OP(1500W)
ルーフベンチレーター OP
サンルーフ -
コンロ ○(卓上型カセットタイプ)
シンク
給水タンク
排水タンク
冷蔵庫 OP(40L)
電子レンジ OP
ユーティリティールーム -
ポータブルトイレ -
カセットトイレ -
カーテン/ブラインド
FFヒーター OP
ルームエアコン -
シャワー設備 -
温水装置 -
発電機 -
ウインドウ架装 -
アクリルウインドウ -
サイドオーニング -
ソーラーシステム OP
全長(mm) 4,840
全幅(mm) 1,880
全高(mm) 2,100
価格 378万円~(2WD/6AT)

2017年5月現在  (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ(税別)

リラックスワゴン インフィニティの動画はこちら

2017.5.28