エアコン装備の5m未満バンコン比較(1/3)


キャンピングカーに家庭用エアコンを乗せるという考えは既に10年以上前からあり、実際、搭載したモデルも発売されていた。そして今では、 キャブコンであれば家庭用エアコンが搭載できて当たり前、の一歩手前くらいまで来ている。

しかしバンコンとなると事情が違ってくる。やはりそのスペースの制約から、 家庭用エアコンが搭載できるモデルはかなり限られている。それでも、ハイエーススーパーロングクラスであれば搭載できるモデルは多くなってきた。

問題は、全長が5mを切るバンコンだ。すなわちハイエースクラスの標準ボディあるいはワイドロングボディのモデルである。
さすがにこれらのベース車を使ったモデルでは、今まで家庭用エアコンを搭載できるモデルは非常に限られていた。しかも、ハイルーフを架装したモデルに限られていたのが現状だ。

しかしここに来てハイエース標準ボディハイルーフに家庭用エアコンを搭載したモデルが現れた。 レクビィのプラスLVだ。室外機を床下に置くことにより、エアコン搭載を可能にしている。
そこで今回は、 エアコンを搭載した5m以下のバンコンモデルをピックアップする。
ノミネートしたのは以下の5モデル(価格は全て税別で千円単位切り上げ)だが、残念ながらNV350キャラバンでは存在しない。

・マティアスC MYSミスティック:標準ボディハイルーフ
・プラスLV レクビィ:標準ボディハイルーフ
・ACSエールーム アールブイビックフット:標準ボディハイルーフ架装
・ナローエース テッツRV:標準ボディハイルーフ架装
・スーパーエース テッツRV :ワイドボディハイルーフ架装

マティアスC MYSミスティック ⇨ 詳細の記事はこちら


「マティアス」はスーパーロングバージョンで同社の中核バンコンとして人気のあるモデル。ここに紹介するマティアス Cは、このコンセプトをハイエース標準ボディハイルーフに受け継いだモデルだ。
運転席のすぐ後ろにギャレーを配置、後部はニの字型ロングソファーの広いダイネットのふたり旅に適したレイアウトになっている。
エアコンは家庭用セパレートエアコンではなく、一体型の小型クーラーがオプションで搭載できる。

 マティアスCのインテリア

スーパーロングモデル同様、冷房で出た水は車外に排水できるになっている。
家庭用エアコンほど強力ではないが、バンコンの車内であれば実用性は高い。
価格は410万円で、クーラーを装備すると追加サブバッテリー、インバーターを含め約30万円の追加となる。


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2018.7.8