少し前までは、キャンピングカーにおける床暖房は相当な高級モデルか、大型の輸入モデルしか採用されていませんでした。今でも床暖房を採用しているモデルは多くありませんが、国産キャブコンでも搭載するモデルが表れ始めています。
国産モデルの例ではアネックスのリバティ52DBと52SPでは、床暖房は温めたクーラントを循環させる仕組みで、この熱で温風や湯沸かしも行います。従って、一般的なFFヒーターは必要なく、この床暖房システムで暖房と温水を賄うことができます。
電気式の床暖房(リゾートデュオバスキングレグノ:stage21)
なお、stage21のリゾートデュオバスキングレグノのように軽キャンパーにも床暖房を採用したモデルが存在します。軽キャンパーでは、FFヒーターは暑くなりすぎるということから、FFヒーターの代わりに電気式の床暖房を採用しています。これは大電力大容量を提供できるリチウムイオンバッテリーが普及した背景もあります。