カムロードベースのスタンダードキャブコンは、車内の広さから人気があり、キャンピングカーの中心的存在ですが、やはり車体がやや大きいということから、取り回しの良いキャブコンの需要が多くあります。
軽キャブコンでは狭いし、スタンダードキャブコンでは取り回しが面倒ということで、その間を埋めるキャブコンがライトキャブコンです。
スタンダードキャブコンがカムロードやビーカムを使用し、5mを超える車長のモデルがあるのに対し、ライトキャブコンはボンゴトラックやタウンエース/ライトエーストラックを使用し、5mを切るモデルが主流です。
5mを切ると、一般の5x2mの駐車枠に収まり、特に市街地や狭い温泉街などで取り回しが良くなります。
ライトキャブコンのベース車としてよく使用されているのが、マツダ ボンゴトラックとトヨタタウンエース/ライトエーストラックです。元がトラックですので、キャブコンへの改造は比較的容易です。
なお、ボンゴは2020年に生産が終了しますので、今後はタウンエース/ライトエーストラックが主流になると思われます。
ボンゴトラックをベース車にしたロータスRV販売のマンボウANVファイナルエディション
一方、タウンエース/ライトエースはコンパクトで運転しやすいのですが、エンジンが ボンゴの1800ccに比べ1,500ccダルとか、最大積載量がボンゴの1,150Kg(2WD)に比べ、タウンエース/ライトエースは800Kg(同)でしかないので、同等にはなりません。
タウンエースをベース車にしたオートショップアズマのフィール
そして、もう一つ使われているのが、日産NV200バネットです。このクルマはトラックではなく、ワゴンかバンで、乗用車感覚の運転フィールと走行性能で優位性があります。
しかし、ボディカットしてキャブコンに仕立てる必要があるため、主流ではありません。現在NV200バネットをキャブコンのベース車に使っているのはエートゥーゼットのアルファのみです。
エートゥーゼットのアルファ
ライトキャブコンのベース車は、この3モデルが主流です。