4-2-1. タウンエース


以前は販売網の区分けからタウンエースとライトエースの二つの車名が存在しましたが、2019年に販売チャネル制度を廃止したのに伴いタウンエースに一本化されました。

また2020年6月にマイナーチェンジが行われ、衝突回避支援ブレーキ、車線逸脱警報、誤発進抑制(AT車のみ)など「スマートアシスト」機能が追加されました。また新エンジンを搭載し、燃費も向上しています。

トヨタの小型バンとして主力モデルで、現在は2008年に発売された4代目。ハイエースのように車体サイズのバリエーションは無く、車体サイズは、車長4,045x車幅1,665x車高1,900mmのみ。ワゴンの設定もありません。



エンジンは1.5Lのガソリンのみ、ミッションは5MTと4ATがあります。また2WDと4WDを選択でき、4WDはフルタイムです。

エンジンは運転席の下にあるキャブオーバー形式ながら、ごく短いボンネットを持つスタイリングで、欧州車的な雰囲気を持つスタイリングともいわれています。

コンパクトバンコンのもう一つの主力モデルである日産NV200バネットとは、多少コンセプト的に異なり、NV200 はワゴンモデルを持つこともあり、コンパクトバンコンのモデル数としてはNV200の方が多く存在します。

タウンエースベースのバンコンの特徴は、軽バンコンより広く、ハイエースよりも取り回しが良いこと。NV200バネット(4,400x1,695mm/1.6L)と比べ、サイズ、エンジンとも多少小さい分、安価なところも理由の一つです。

NV200バネットがボンネットを持つ、ファミリーカーに近い形をしているのに対し、セミキャブオーバーで運転席が高く、見通しが良いのもNV200バネットとのキャラクターの違いです。

キャンピングカーのベース車としては、NV200バネットはバンコンで多く使われる反面、キャブコンモデルはAtoZのアルファシリーズ以外見当たりません。一方タウンエースはキャブコンでも比較的多く使われているのが特徴です。

 

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