オーバートップテントとも言い、普通のクルマやミニバンの屋根上に折り畳み式の居住部を積載するものです。
キャンピングカーの分類に、通常この形態は含まれませんが、現実には広義の意味でキャンピングカー、あるいは車中泊車でしょう。
ルーフテントは、クルマのルーフレールを利用して、ルーフキャリーと同じ方法でルーフに固定します。
就寝時は、上部を開くと、ベッドスペースが出来上がります。
写真下はジファーのマジョリーナシリーズです。
最近では、ルーフテントと車両を組み合わせて販売している例もあります。
また、ベース車のルーフを加工したり、サンルーフを利用して、直接ルーフテントに入れるようにしたモデルもあります。
ただし、このような場合でも、車検時はルーフテントを降ろす必要があります。
写真下は、ルーフテントに車内から入れるようにしたコイズミのかるキャン デッキクルーザーです。
ルーフテントの優位点は、どのようなクルマにも取り付けられる点で、今所有しているクルマがキャンピングカーになります。
また、畳んだ状態では車高が低く抑えられますので、車高制限のある駐車場にも難なく入ることができます。
そして、コストは、キャンピングカーを購入することに比べ、かなり安価に設置できます。
知っておくべき点は、通常はクルマのサイドからハシゴをかけてルーフテントに出入りすることです。
即ち、すぐ隣にクルマが駐車していると使うことができません。
なお、上のかるキャンデッキクルーザーのように、荷台からハシゴをかけたり、ルーフ加工をしたり、サンルーフから出入りできるようにしたモデルなら、その心配はありません。