3-9. トラックキャンパー(トラキャン)


トラックキャンパー、略してトラキャンという呼び方の方が定着しているかもしれません。
この形態のキャンピングカーは、文字通り、トラックやピックアップの荷台に居住部(
シェル)を積んだものです。

 J-cabin L MYSミスティック


居住部は基本的に積み下ろしができ、積載物と見なされます。
単に荷台に積んだ積載物ですので、運転席、助手席から居住部へ貫通しているわけではありません。
居住部に行くには、一度クルマを降りて、改めて居住部のエントランスから入ります。

トラックキャンパーの優位点は、必要な場合だけ居住部を積んで出かけられることです。
日常は居住部を下ろして、トラックやピックアップとして使用できます。
また、ベース車を変更しても、サイズが同じなら、居住部はそのまま使えます。

ただ、そうはいっても、居住部はそれなりに大きさ、重量がありますので、簡単に積み下ろし、と言うわけにはいきません。
結局は積んだままになっている場合が多いと思われます。

一方、デメリットは、キャブ部からシェル部に移動できないことです。
雨の日などは、いちいちクルマの外に出なければなりませんので、ちょっと面倒です。
また、走行中はシェル部に乗れません(法律で禁じられています)ので、乗車人数がベース車の乗車人数に限られてしまいます。
軽トラックなら2名しか乗車できません。

そこで、見た目は同じようにトラックの荷台に居住部を積んでいるのですが、固定してしまって、即ち、積み下ろしはできないようにして、8ナンバー登録しているモデルもあります。
この場合は、キャブの後ろの壁を貫通させて、居住部に行き来できるようにしています
また、走行中もシェル部に乗車できますので、乗車人数はシェル部を含めた人数になります。

 シェルを固定したミニポップビー(MYSミスティック)

トラックキャンパーは、国内ではあまり製作しているビルダーは多くありません。2020年現在では、M.Y.Sミスティックのみです。ただ、同社からは、多くのラインアップが発売されていますので、好みのものを選ぶことができるでしょう。
特に、軽トラックベースのものは人気があり、エレベーションルーフを持つモデルは、ルーフを上げると一気に室内が広くなり、軽キャンパーとは思えない室内空間を実現しています。

 



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