ダイレクトカーズニューモデル@ジャパンキャンピングカーショー2024


ダイレクトカーズはジャパンキャンピングカーショーで多くのモデルを展示した。ここではその中のニューモデル7台を簡単に紹介する。

1.NINJA(ニンジャ)
2.BEACH(ビーチ)
3.RISA(リサ)
4.TRIP BLACK EDITION(トリップブラックエディション)
5.TRIP LOGBASE PREMIUM EDITION(トリップログベース プレミアムディション)
6.LOGHOUSE(ログハウス)
7.RETREAT PREMIUM EDITION(リトリート プレミアムエディション)


(記事中の価格は全て税込です。また装備や仕様に関してはビルダーでカスタマイズ可能な場合もありますので、各ビルダーにお問い合わせください。)


1.NINJA(ニンジャ)

 NINJAのエクステリア

カムロードベースの5m超フルサイズキャブコン。フロントマスク(OP)でトラックのイメージを払拭しているのが外観上の特徴。よく見ると、従来のトリップのシェルとは異なり、バンク部に膨らみのない新しいシェルを架装している。

 巨大な2か所の外部収納

シェルの左側と後部に巨大な外部収納があるのもエクステリアの特徴。スキー帰りの濡れた用具や服などを入れておくには最適の装備だ。

 リアエントランスのレイアウト

レイアウトはリアエントランスを採用しており、定石通り、前部に広いダイネットを配置している。リアダイネットなので常設ベッドは無いが、二人旅なら簡単にセットできるバンクベッドで、ファミリーなら広いダイネット展開ベッドでゆったり就寝できる。

 最後部のギャレー

ギャレーは最後部に配置されており、常設二口のガスコンロと一体のシンクを設置する。下は大きな引き出し収納になっている。

 サニタリールーム

サニタリールームにはカセットトイレと専用の手洗いを装備。快適なサニタリールームになっている。

収納はオーバーヘッド収納をはじめ、ギャレーまわりの収納、クローゼットなど豊富に用意されている。新しいシェルで「トリップ」とは別の新しいキャブコンの位置付けとなっている。


2.BEACH(ビーチ)

 ビーチのエクステリア

タウンエースをベース車にしたライトキャブコン。同社初のタウンエースベースのキャブコンとなる。かわいらしいフロントマスクと丸みを帯びたFRP一体成型シェルが特徴。サンプルモデルとされており、今後細部の改良もありそうだ。

 洗練されたインテリア

インテリアも近未来性を感じさせるデザイン性に富んだもので、今までのライトキャブコンとは一線を画している。

 お洒落なギャレーカウンター

レイアウトはリアエントランスを採用。前部に対座ダイネットを配置するが、ギャレーはダイネットサイドに配置される。ダイネットスペースはその分削られるが、デザインウインドウがある広くお洒落なギャレーカウンターになっている。



後部には多目的ルームも配置されており、ポータブルトイレを置いてトイレルームにすることも可能だ。


3.RISA(リサ)

 リサのエクステリア

5m未満の全長を持つカムロードキャブコン。目を引く同社のニューモデルの中にあって、リサは極めてノーマルなエクステリアを持つ。価格的にも798万円~で、手の届きやすい設定がされている。

 華やかな照明のインテリア

しかし車内に入ると、間接光とスポットライトを多用した明るく華やかな室内で、貧弱な感じは全くない。クーラーはオプションだが、200Ahのリチウムイオンバッテリーは標準装備となっている。

 前部のレイアウト

レイアウトは、前部に対座ダイネットとバンクベッド、後部に横置きハイマウントダブルベッドが配置されている。5m未満のボディサイズの場合、スペース効率の良い横置きダブルベッドが定番だが、リサでは広さを確保できるダブルベッドを採用している。



ダブルベッドは前部にスペースを必要とするため、多目的ルームのスペースは取れないが、リサでは縦長のクローゼットを配置している。て目的ルームを必要としないユーザーには、収納が豊富で理想的な仕様となっている。


4.TRIP BLACK EDITION(トリップブラックエディション)

 トリップブラックエディションのエクステリア

5m超のボディサイズを持つカムロードベースのキャブコン。オリジナルのトリップを踏襲しているが、マットブラックのオールペイントが施されてた美しいエクステリアと、ブラックで統一されたインテリアが魅力。

 ダイネットの横が大きく開口する

レイアウトもトリップと同様、センターエントランスを採用し、前部に対座ダイネット、左側中央にギャレー、後部に縦置きダブルベッドとサニタリールームを配置する。しかし、ダイネットの右側が大きく開口しているのに驚く。

 オープンエア感覚のダイネット

外から見るとこのようになっており、車内に居ながらにしてオープンエアの気持ちよさが楽しめる。



左側中央に配置されたギャレーにはシンクとお洒落なフォーセットが設置され、コンロはIHヒーターがビルトインされている。そして、ギャレーのウォールも大きく開口する。



車外から見るとこのようになっており、ボディサイドにはちょっとした跳ね上げ式テーブルも仕込まれている。大胆に進化したトリップのバリエーションだ。


5.TRIP LOGBASE PREMIUM EDITION(トリップログベース プレミアムディション)

 トリップログベース プレミアムディションのエクステリア

トリップログベースは従来から存在する、木の感覚を生かしたインテリアが特徴のモデルだが、トリップログベース プレミアムディションは同様のインテリアのコンセプトながら、リアエントランスとなっている。

 スライドアウト

しかし、今回発表されたトリップログベース プレミアムディションの最も大きな特徴は、同社初のスライドアウト。国産モデルでは極めて珍しい存在となる。

 広々としたダイネットスペース

スライドアウトするのはダイネットの対座シート部分で、中央の床スペースが広々とした空間になる。ベンチシートをベッドモードにすると、通路を確保したままで子供やペットのスペースになるし、すぐに横になることもできる。

 

後部のレイアウトは最後部にギャレー、その横に多目的ルームを配置する。クローゼットも付いており、収納も豊富に用意されている。


6.LOGHOUSE(ログハウス)

 ログハウスのエクステリア

そのままのモデルネームだが、ログハウスをイメージしたインテリアを持つ5m未満のカムロードキャブコン。



リアエントランスでリアゲートが大きく開口するのは、既存モデルの「江の島」と同様だが、左サイドのギャレー部のウォールが大きく開口するのが新しい。ここには外部からアクセスできる引き出し収納が付いており、車外で食事するといったシチュエーション時に便利だ。

 前部の広いダイネット

前部は江の島同様、広いラウンジダイネットになっており、大勢でテーブルを囲むことができる。

 後部の電動昇降式ベッド

後部も江の島と同様に、電動で昇降するベッドが装備されている。積む荷物の量に応じてべ度の高さを変えることができる。


RETREAT PREMIUM EDITION(リトリート プレミアムエディション)

 リトリート プレミアムエディションのエクステリア

ハイエーススーパーロングをベース車にしバンコンモデル。リアルウッドのインテリアが特徴のリトリートシリーズのハイエンドモデルとなる。展示車には角目フェイスチェンジキットとツートーンカラー(いずれもオプション)が施されている。

 木の温かみを生かしたインテリア

インテリアはリトリートシリーズで貫かれている、木の温かさを感じられる内装で、ルーフまで同様の架装がされている。2列目に2人掛けのマルチモードシートを配置、計4名が前向き乗車できる。

 後部の上段ベッド

後部には上段ベッドも標準装備されており、ダイネットベッドと合わせて4名が就寝できる。300Ahのリチウムイオンバッテリーと家庭用エアコンを標準装備。ファミリーが快適に移動し車中泊できる。

 左サイドのギャレーセクション

左サイドにはギャレーキャビネットが配置されており、シンクとフォーセット、電子レンジも標準装備される


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2024.1.6