Place(プラス)SL レクビィ ⇨さらに詳しい記事はこちら
同社はバンコン専門のビルダーで、ハイエースやNV350ベースのモデルを豊富にラインアップしている。その中でPlace(プラス)SLは、同社の看板ブランド「プラス」の最大モデルとして位置付けられている。
インテリアは、従来から引き継ぐ「網代(あじろ)」仕立ての家具を採用し、落ち着いた中にもモダンな高級感を持つ。
レイアウトは、前部にギャレーを配置し、後部はロングソファの広い対座ダイネットになっている。なお、ロングソファの片方をシングルの対座ダイネットとした+1(プラスワン)仕様も選べる。
ダイネットは余裕の広さなので二人旅ならゆったり寛ぐことができる。また、ギャレーは前部に配置されており、ギャレーの前が大きく開いているので調理が楽にできる。
最後部は同社独特の、ドアで仕切られた多目的ルームとなっており、ポータブルトイレを置いてトイレルームとすることもできる。
エアコンはオプション設定されており、一部オーバーヘッド収納を潰して室内機を取り付け、室外機は後部床下に設置する。
同社のWebサイトはこちら。
マティアス MYSミスティック ⇨ さらに詳しい記事はこちら
マティアスは同社の看板モデルで、その特徴は後部右側のウインドウを架装して取り付ける小型クーラー。2015年に発表されたアニバーサリーモデルのマティアスSeele(ゼーレ)では、家庭用エアコンをオプションで搭載できるようにした。現在ではマティアスに家庭用エアコンか小型クーラーを選択して取り付けできる。
レイアウトは前部にギャレー、後部に二の字型ロングソファ対座ダイネットを配置し、二人旅を想定している。多目的ルームを排して広い室内を実現している。
このモデルの特徴は車長方向に伸長する上段ベッド。通常は後部に短く収納しておくが、就寝時は引き出してフルサイズのベッドになる。縦置きなので身長の高い大人でもゆったり就寝できる。就寝時にベッドのセッティングは必要だが、上段ベッドは半常設なのでそれほど労力は必要ない。
同社のWebサイトはこちら。
まとめ
このグループではレイアウトが様々なので一様な比較はできないが、レイアウトで分類すると分かりやすいだろう。
まず、ファミリーで使うならGTと銀河に絞られる。他のモデルは前向き着座が運転席と助手席の2名に限られるからだ。
次に、常設ベッドを持つモデルなら、オールインリミテッドIII、銀河、GTが挙げられる。オールインリミテッドIIIと銀河は縦置き2段ベッド、GTは横置き2段ベッドだ。
後部に広い二の字型ロングソファ対座ダイネットを持つのが、プラスSLとマティアス。なお、プラスSLは+1仕様を選ぶと、片側のロングソファが単座の対座になる。
多用途ルームはオールインリミテッドIII、銀河、GT、プラスSLの4モデルが装備している。GTは中央部に位置するが、そのほかの3モデルはいずれも最後部に位置し、比較的広いスペースを確保している。
価格的にはG-LIB以外は大体同じレベルで、オールインリミテッドIIIとGTが多少高価だ。ただオールインリミテッドIIIは外部100V電源入力や冷蔵庫はもちろん、FFヒーターやソーラーシステムまで標準装備している。
G-LIBはとびぬけて高価だが、大容量リチウムイオンバッテリーやNV350キャラバンベースということで、他とは違う特徴はある。
下の比較表も参考いただきたい。
⇦ 前のページ