9-2. シンク

 ベリーType2(タコス)のギャレーとシンク

シンクはいわゆる「流し」です。キャンピングカーでは通常ギャレーに置かれており、シンクの近くにはフォーセット(蛇口)があります。

ところで、8ナンバーキャンピング車登録をするためには、様々な要件を通す必要があります。その一つが「水道設備及び炊事設備を有すること」です。即ち、8ナンバー登録するためにはシンクとフォーセットを付ける必要があるのです。

なお、ベッドマットの下にシンクが隠れており、おおよそ使うことを想定していないように見えるモデルもあります。これは8ナンバー取得のためのもので、形ばかりのシンクが付けられている場合もあります。

 トムタンデム(セキソーボディ)の給排水タンク

さて、シンクの近く(多くはシンクの下)には給排水タンクが収納されていますが、その位置も注意する必要があります。給排水タンクは、10Lや20Lのものが多く使われていますが、20Lともなると水を入れるとかなり重くなります。

これを出し入れするには、アクセスしやすい場所であるとともに、エントランスやリアゲートに近い位置である必要があります。そうすることにより、車外から直接出し入れできるからです。

テーブルやベッドボードの下からタンクを引き出し、エントランス近くまで持って来るという作業だけでくたびれてしまいます。キャンピングカーを選ぶ場合はこういったところも良く見てください。

なお、給排水タンクはポリタンクではなく固定タンクを持つモデルもあります。給水はボディ側面からホースで行い、排水は床下のタンクに貯め、レバーを回して直接排水します。

このようなモデルでは(ポリタンクも同様です)特に排水は道路に垂れ流しにするわけにはいきませんので、適切な処理を行う必要があります。例えばキャンプ場のダンプステーションやガソリンスタンドで排水させてもらうなどの必要があります。