7-1-1にユーティリティールームを追加したレイアウトです。これを可能にしているのは、運転席、助手席を後ろ向きのダイネットシートとして活用する仕掛けです。
多くは、シートバックを前に倒し、シートのすぐ後ろにある、高くなったところにシート座を置いて簡易シートにしています。なお、シートの支柱を特殊な部品に変更し、シートそのものが回転するようにしたモデルもあります。これと2列目のマルチモードシートを対座させてダイネットを形成します。
このレイアウトの優位点は、対座ダイネット、ギャレー、ハイマウント常設ダブルベッド、ユーティリティールームの全てを配置できる点です。しかし、このレイアウトが実現できるのはワイドスーパーロングのみで、ワイドロングや標準ボディでは実現できません。
なお、このレイアウトを持つモデルは、トイファクトリーのヴォーグアルタモーダとコルドバクルーズ、D.V.DのダーウィンQ5(記事はこちら)などがありますです。
長所
・対座ダイネット、ギャレー、ダブルベッド、ユーティリティールーム全てを配置できる
・全員が前向き着座してドライブでき、ミニバン的に使える
・ファミリーでも使える
・常設ベッドを設置できる
・ベッド下に広い荷室が取れる
・後部ベッドボードを外すと背の高い荷物が積める
・二人旅なら、ダイネット展開せずに就寝できる
短所
・前向き着座できる人数が7-1-1に比べて少なくなってしまう
・ダイネット展開するフロアベッドは子供用
・後部のダブルベッドの身長方向が窮屈
・運転席、助手席を後ろ向きセットするのが面倒
ハイエーススーパーロングを使用したトイファクトリーのコルドバクルーズ