ダーウィンQ5 デルタリンク


ダーウィンQ5はデルタリンクが製作するハイエーススーパーロングベースのバンコンキャンピングカー。
ダーウィンシリーズは同社のD.V.D(Delta Van Design)ブランドのひとつで、高級バンコンに位置付けられている。

その証のひとつが、後部3面のウインドウに施されたアクリルウインドウ化で、右側はエクステンションボックスになっている。
これにより、断熱効果の向上が期待でき、エクステンションボックスにより、後部ベッドで車幅方向の就寝が可能になっている。


ダーウインシリーズには、従来よりQ3が存在しており、これは対座ダイネットと後部のハイマウントダブルベッドの組み合わせだった。
ダーウィンQ5は、今回新たに追加されたモデルで、同様に対座ダイネットと後部にハイマウントダブルベッドを持つが、それに加えてユーティリティールームを追加したレイアウトとなっている。

このマジックを実現したのが、フロントシートのシートバックを使用してダイネットの後ろ向きシートを作る方法。
これにより、本来はデッドスペースになってしまうキャブ部をダイネットに使用し、ユーティリティールームのスペースを作り出している。


ただし、ダイネットを展開してフロアベッドにする事はできないので、就寝人数は2名となる。
即ち、ふたり旅専用のレイアウトだ。

後部のハイマウントダブルベッドは、エクステンションボックスにより車幅方向が拡張され、1,800mmのキャンピングカー要件を満たしている。

ギャレーは左サイドに置かれており、2バーナーのコンロとシンクが一体の、コンビネーションシンクがビルトインされている。
よくある卓上型のカセットコンロを置くのとは違い、マルチバーナーの埋込み型コンロは、やはりワンランク上の高級感がある。


Q5で追加されたユーティリティールームはポータブルトイレを置いてトイレルームとしての使用や収納庫として使用できる。

収納はダイネットの上、ギャレーの上、更にベッドルームの両側上にオーバーヘッド収納が用意されており、車内が煩雑になるのを防ぐことができる。
ただ、オーバーヘッド収納の扉がデザイン上内側に反っているので、あまり大きなものは入らないかもしれない。

電装系はサブバッテリーが最初から2個標準装備されているのは嬉しい。
やはり、サブバッテリーが2個あると安心感が違う。

ダーウィンQ5は、Q3と並んでレイアウトの選択肢を広げ、ターゲットユーザーもふたり旅ユーザーに広げている。
D.V.Dは特にデザインにこだわったコンセプトを打ち出しており、エクステリアのデザインも凝ったもので、ひと目でダーウィンと分かる。
個性的なハイエースキャンピングカーを求めるユーザーには、インテリアのデザインも含めてお勧めな1台だろう。


冷蔵庫や電子レンジなど充実したものになっており、ギャレーも豪華でハイレベルなバンコンとして、ふさわしい装備となっている。
ただ1点惜しいのは、エアコンの設定がないこと。
夏は暑さで快適ではないというのは、これだけ洗練されたインテリアやエクステリアを持つモデルに似合わない。
バンコンで家庭用エアコンを搭載するのは、実用性を含め難しいものがあるのは間違いないが、他社からもエアコン搭載モデルが増えつつある中、選択肢としてソリューションを提案して欲しいところではある。

モデル ダーウィンQ5
ビルダー デルタリンク
ルーフ架装 -
ナンバー区分 8
乗車人数
就寝人数
ベース車 ハイエーススーパーロング
ダイネット形態 対座
ベッド形態 常設ハイマウントダブルベッド
サブバッテリー ○(105Ah x2)
バッテリー増設 -
走行充電システム
外部100V入力/充電
インバーター
大容量インバーター
ルーフベンチレーター OP
サンルーフ -
コンロ ○(2口バーナー)
シンク
給水タンク ○(19L)
排水タンク ○(19L)
冷蔵庫
電子レンジ
ユーティリティールーム
ポータブルトイレ OP
カセットトイレ -
カーテン/ブラインド
FFヒーター OP
ルームエアコン -
シャワー設備 -
温水装置 -
発電機 -
ウインドウ架装
アクリルウインドウ
サイドオーニング OP
ソーラーシステム -
全長(mm) 5,380
全幅(mm) 1,900
全高(mm) 2,285
価格 548万円~(2WD/AT)

2017年3月現在  (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ(税別)

ダーウィンQ5の動画はこちら

2017.3.15