コインパーキングにも停められるバンショップミカミの「Dテントむし」
ミニバンサイズのキャンピングカーもある
キャンピングカーに対するイメージで、まず頭に浮かぶのが、大きいクルマということかもしれません。なにしろ、「家」を背負ってるクルマですので、このイメージは当然と言えます。
キャンピングカーショーに行っても、背の高いクルマばかりで、どうしても大きな車に見えてしまいます。そして、「こんな大きなクルマ、うちの車庫に入るかな?」という疑問が生まれます。
確かに、ハイエースでも、今乗っているミニバンに比べたら、結構大きく見えます。ほとんどは商用車ですし、まるでトラックや送迎車を自宅の駐車場に置くような想像をしてしまうことになります。
しかし、実際のサイズを見てみると、ハイエース標準ボディやNV350キャラバン標準ボディなら、トヨタのノアと同じくらいの車長、車幅ですし、ワイドロングならアルファード程度です。
トラックベースのキャブコンやハイエーススーパーロングでも5m前後の車長、2m前後の車幅なので、特に大きいというわけではありません。
ハイエース標準ボディハイルーフの「ハウベル」(ビークル)
更に小型のキャンピングカーもある
ハイエースレベルのクルマが大きすぎて車庫に入らない場合は、軽ベースやタウンエース、あるいはNV200バネットベースのキャンピングカーもあります。
特にNV200やタウンエース/ライトエースベースのモデルは、軽キャンピングカー以上、ハイエース未満のサイズで扱いやすく、室内もそこそこ広いということで人気があります。
タウンエース/ライトエースやNV200ベースでもキャブコンなら室内はハイエース程度の広さがありますし、バンコンでもポップアップルーフを装備することにより、広い室内を実現できます。
家族で長期旅はちょっと窮屈かもしれませんが、オーバーナイトのレジャーや2人でのクルマ旅なら問題ないでしょう。
更に、軽ベースのモデルなら、ほとんどの駐車場に入ります。軽ベースと言っても、軽キャブコンならかなりの広さがあるモデルもあり、2人で長期旅もこなせます。
キャンピングカーは車高に注意
むしろ注意すべきは高さで、駐車場にルーフなどがある場合は要注意です。なお、駐車場が面している道路が狭い場合は、回転半径の大きいハイエーススーパーロングベースのようなモデルは厳しいかもしれません。
東和モータースの軽キャブコン「インディ828」
ポップアップルーフが高さ問題を解決
なお、高さ制限のある駐車場なら、ポップアプルーフ付きのモデルが良いでしょう。
街中では一般的なクルマが侵入できるところは行けますし、キャンプ時はルーフを上げると大人でも立って着替えができるほどの天井高になります。
日本のキャンピングカービルダーは、日本の家屋の駐車場事情も十分に考慮して、様々なモデルを用意しています。きっと、あなたの駐車場に収まるキャンピングカーが見つかることでしょう。