自分に合った1台を見つけると、今までとは全く違った、夢が広がるキャンピングカーのある生活が待っています。では、具体的に、どのような使い方があるのか、幾つかの例を挙げてみましょう。
自由気ままに温泉巡り
キャンピングカーユーザーで多いのがこれ。 全国の温泉や観光地を、キャンピングカーで回るというもの。退職したら、日本一周温泉巡りの旅を是非やってみたいと夢見ているお父さんは多いのではないでしょうか。 キャンピングカーならいちいち宿の予約も必要ありませんし、移動も自由気ままです。
夏は避暑地、冬は温暖な地に長期滞在
これも退職後の夢で多いのではないでしょうか? 夏は1~2か月北海道や信州を旅してまわる、あるいは決まった場所に長期滞在するというものです。寒い時期には、暖かい地方や、ややもすれば沖縄にフェリーで渡ることもできます。
別荘は決まった場所になってしまいますが、キャンピングカーなら気分に応じて滞在場所を決められます。別荘のように、使わない時期の管理費も必要ありません。
趣味の部屋
最近では、一人でキャンピングカーを使うケースも多いようで、わざわざひとり旅仕様のモデルと銘打って発売されているモデルもあります。 「キャンピングカーのメリット」の項でも書きましたが、具体的には、釣りや写真など、あるいはサーフィンやスキー、ラジコンにも活躍します。
キャンピングカーなら前日の夜からポイント近くに到着しておき、当日は早朝から活動します。この他にも、「男の隠れ家」的に使っているユーザーもおられます。 読書をしたり、コーヒーを飲んだりと、自宅のプラスワンルームとして使用できます。
バイクや自転車も積めるトランポ
キャンピングカーの中にはトランスポーター、いわゆるトランポと呼ばれる車種があります。これは、ハイエースなどで、後部の荷室を大きく取り、バイクや自転車も積めるようにしたモデルです。これらを積んだまま、ベッドスペースも確保されているモデルもあります。
自転車を積んで就寝できる岡モータースの「ミニチュアクルーズシマウザー」
ドライブのグレードアップ
ミニバンの代わりにファーストカーとして購入するユーザーが増えています。休日だからクルマでどこかにドライブに行こうというケースは普通よくあることですが、これをキャンピングカーで行くと、ドライブが格段にグレードアップします。 気に入った場所でキャンピングカーを停めてコーヒータイムにしたり、昼寝をしたりできますし、渋滞する時間を避けて帰宅することもできます。ただし、運転自体は楽しめません。
家族の活動拠点
例えばファミリーで遊園地に遊びに行ったとしましょう。 子供はまだまだ遊んでいたいのに、大人は疲れてしまってどこかで休んでいたいというような場合、キャンピングカーで読書したりして過ごすことができます。 また、夫婦で観光地に行っても、それぞれ行動パターンが違うような場合、いつでもキャンピングカーに戻って、自分のペースで行動することができます。 キャンピングカーをその場所にある自分の家のように、家族の活動拠点として使うことができるのです。
ペット連れの旅
キャンピングカーとペットは深い関係にあります。ペットを連れてのくるま旅を楽しんでいるユーザーは40%にも及びます。確かに、ペットOKのホテルやレストランが増えたとはいえ、まだまだ限られた状況で、手軽というには程遠いと言えます。
そこで注目されているのが、キャンピングカー。キャンピングカーなら、いつもの室内なのでペットのストレスも少なく、何より宿泊と食事はいつもペットと一緒にすることができるのです。
ハイキングや登山のベースキャンプ
前日に到着し、キャンピングカーの車中で十分な睡眠をとって、早朝からハイキングや登山を楽しめます。乗用車やミニバンで車中泊をしている登山者も多くおられますが、やはり前日は疲れないように十分な睡眠をとることが重要です。また、数名の登山用の荷物を余裕で積み込むこともできます。
書斎として活用
これはキャンピングカーの夢ではなく切実な問題ですが、最近のテレワークやリモートワークの普及により、家庭内でのストレスが増えているそうです。家庭内に自分の部屋が無いお父さんはリモート会議をすると子供が入ってきたという問題も出てきます。
そこで、キャンピングカーを書斎として購入する、というユーザーが増えています。自宅の駐車場にもう一部屋増設するという考え方で、この部屋は海辺や山に移動して仕事をすることもでます。
このように、キャンピングカーの使い方は様々です。 なにしろ、自分の部屋を持ち歩くことができるわけですから、工夫次第で、いろいろ楽しい使い方ができます。