Turerunderはオートワンが製作、販売する軽キャンピングカー。
スズキ エブリイか日産NV100クリッパーをベース車として選択できる。
ペット仕様の「愛犬くん」、農作業仕様の「菜園くん」、自転車を積載できる「Tumerunder」など、用途に特化したユニークなモデルを提案し続けている同社だが、今度は釣りに特化したモデルだ。
車名の”Turerunder”は、もちろん釣り仕様車であることに由来している。
一人で釣りを楽しむユーザー向けにターゲットを絞ったレイアウトで、左側にベッド、右側はクーラーボックスなど釣り用品を置くことができる。
釣り竿はもちろん専用の収納スペースが天井に用意してあり、効率的に収納できる。
また、泥の汚れや、魚の汚れなどを洗い落とすことができるように、車外まで伸びるシャワーフォーセットをオプションで用意。
車内にも折りたたみ式のシンクをセットできるので、手を洗ったり、小さな食器を洗ったりすることができる。
更に、カセット式コンロがオプションで用意されているので、レトルト食品を温めたり、コーヒーを沸かしたりすることができる。
ただ、ベンチレーターは設定されていないので、車内でのコンロの使用はあまりお勧めできない。
軽キャンパーなので難しいところもあるが、一人仕様なら電子レンジの設置も考えて欲しいところではある。
なお、冷蔵庫は特にオプション設定されていないが、ポータブル冷蔵庫を持ち込むことになる。
今回の展示車では冷蔵庫は設置されていなかったが、冷蔵庫は場所を取ることもあり、置き場所や電源についての提案も欲しい。
収納は、後部にオーバーヘッド収納が用意されており、奥行きがあるので、それなりに収納力がある。
タオルなどを収納しておくには大変便利だ。
空調はFFヒーターがオプション設定されているので、是非選択したいところ。
冷房に関しては、もちろんエアコンの設置は無理だが、ビデオにもあるように、氷とファンを利用したクーラーが市販されているので、これを使う手もある。
なお、リアゲートにアクリル2重窓がオプション設定されているので、より断熱性を望む場合は選択すると良いだろう。
電装系は38Ahのサブバッテリーと走行充電が標準装備されるが、外部電源入力はオプションとなっている。
サブバッテリーは容量的に多少不安があるが、照明程度なら問題ないだろう。
暗いうちから出かけて現地で仮眠をとり、早朝から釣りを楽しむといったシチュエーションでは快適度が各段に上がるのではないだろうか。