RS WagonプイレミアムパッケージはATV群馬が製作、販売するバンコンキャンピングカー。
トヨタ ハイエースワイドワゴンミドルルーフをベース車に使用している。
エクステリアへの架装は無いので、外観はノーマルのハイエースと変わらない。
車体がスーパーロングほど大きくないので、日常の使用でもそれほど取り回しに苦労することはないだろう。
ワイドボディなので標準ボディよりも余裕があり、日常用途にも休日の車中泊にもちょうどよい大きさの車体だ。
RSは”Room Style”の意味で、室内と同じ快適さをクルマの中に持ち込むことをコンセプトにしている。
必要と思われる装備は標準装備としており、その分手間とコストを低減している。
RS WagonにはType1からType3まであり、Type1と2がファミリー向けのレイアウト、Type3がふたり旅向けのレイアウトとなっているが、RS
Wagon プレミアムは、ふたり旅を想定したレイアウトにプレミアム仕様を装備したモデル。
プレミアム仕様は、室内断熱施工、FFヒーター、ツインサブバッテリー、1500wインバーター、49リッター冷蔵庫、電子レンジなど多くの装備が標準となっている。
また、家具は 鏡面仕上げされており、高級感も与えられている。
レイアウトは前部にギャレー、後部は広いダイネットの構成。
前向き着座のシートが不要な分、自由度の高いレイアウトになっており、特に特にギャレー前のスペースは十分ある。
ふたり旅には十分な49リッター冷蔵庫や電子レンジも標準装備されている。
しかし、ここまで装備が揃っているのに、シンクとコンロは装備されていないし、オプションにも設定されていない。
8ナンバーではないので、調理施設の設置義務は無いのだが、なんとももったいない気がする。
冷蔵庫や電子レンジで飲み物を飲んだりレトルト食品を食べた後では、やはり手を洗ったり、食器を洗ったりしたいものだ。
簡単なシンクが用意されていれば、かなり便利だったのではないだろうか。
逆に言えば、調理設備が無いなら、食事はレストランで取ると割り切り、冷蔵庫や電子レンジを廃してコストを下げても良かったかもしれない。
ただ、もちろんキャンピングカーの使い方は人それぞれなので、こうでなければならないということではない。
後部のダイネットは、横置きシートが二の字型、あるいは最後部にもシートを追加してコの字型にテーブルを囲むことができる。
また、テーブルを立てたまま全面フラット(ベッド状態)にしてしまえば、ちゃぶ台型のダイネットになる。
就寝時はテーブルを取り外すだけで良いのだ。
収納は、シート下が収納庫として使用できる他、ベッド状態にしてしまえば、ベッド下全てが収納スペースとして使用できる。
また、ギャレー部に大きな引き出し収納があるので、小物はこちらに収納すると良いだろう。
電装系は、105Ahのサブバッテリーを2個標準装備し、1500Wインバーターも標準で装備されている。
電子レンジも、バッテリーで使用できるわけだ。
RS Wagonプイレミアムは、多くの必要度の高い装備を標準搭載しているので、これらを必要とするユーザーにはお買い得なモデルといえる。
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