マティアスC(Cはコンパクトの意味)はMYSミスティックが製作する、レジアスエース標準ボディハイルーフをベース車に使用したバンコンモデル。
マティアスは同社の中核モデルブランドで、スーパーロングベースでもラインナップされており、マティアスCはこれを継承したコンパクトなキャンピングカーに仕上がっている。
ボディへの架装はほとんどないので、外観上はノーマルのハイエースと変わらない。コンパクトなボディなので、買い物や通勤などの日常用途にも使用できる。ただしハイルーフなので、高さ制限のある駐車場にはまず入れない。
運転しやすいのでどこにでも入っていける感覚になるが、高さだけは注意が必要だ。
レイアウトは、運転席のすぐ後ろにギャレーを配置し、後部はニの字型のロングソファー ダイネットで主にふたり旅仕様となっている。ロングソファーなのでそのまま寝転んでくつろぐことができるが、就寝時は中央をシートバックで埋めて
ダブルベッドにする。マルチモードシートとは違い、簡単にベッド展開できるのがこのレイアウトの特長と言える。
前部に配置されたギャレーには40リッターの冷蔵庫と電子レンジが標準でビルトインされている。シンクの隣には、卓上型カセットガスコンロを置くスペースも用意されている。
ギャレーの前はエントランスなのでスペースに余裕があり、調理をする場合動きやすい。
シンクの下に収納された給排水タンクは各19リッターだが、エントランスに近いのでタンクの出し入れは比較的楽にできる。
収納はダイネットの上部にオーバーヘッドキャビネットが据付けられている他、ロングソファの下やギャレーコンソールにも収納スペースが設けられている。ふたり旅の荷物量なら、特に問題ないだろう。
マティアスCの大きな特徴は、一体型小型クーラーをオプションで装備できること。取り付ける場合は、右後部のウィンドウに排気や冷房で出た水を排水するための架装がされる。
ハイエース標準ボディで冷房設備を持つモデルは非常に少なく、貴重な存在だ。
このクーラーは外部100V電源ではもちろん、サブバッテリーでも使用することができる。
電装系は、105Ahのサブバッテリーを一個標準装備しているが、合計3個まで追加できる。クーラーを多用するなら3個搭載しておくとよいだろう。
走行充電はもちろんだが、外部100V電源での充電も標準装備される。
なおインバーターは2000Wのものが標準装備されるが、これは擬似正弦波仕様なので、パソコンなどを使う場合はオプションの正弦波仕様にしておく必要がある。
また、オプションで100Wソーラーパネルの装着も可能。
マティアス C はコンパクトで取り回しが良く日常用途に使える上、キャンピングカーとしての使用では室内高が高く圧迫感も少ない。そして、コンパクトなモデルながらクーラーを搭載できる数少ないモデルで、夏場の使用でも快適性が高い。
二人で長期のクルマ旅でも、十分快適な旅ができるだろう。