Beach Cruiser(ビーチクルーザー)はCRS(Car Revolution Style)が製作するハイエース標準ボディバンSG-Lをベース車にしたモデル。
同社はBeach Cruiserの他にもハイエースベースのコンプリートカーを数多くラインアップしている。
Beach Cruiserはキャンピングカーというよりは、日常使用もできるミニバンにベッド機能を付加した車中泊モデル。
ギャレーや冷蔵庫の装備はなく、1または4ナンバー登録となる。
エクステリアへの架装は無いので、外観は普通のハイエースと変わらない。
インテリアは2列目に3人がけのマルチモードシートを配置、5名が前向きに乗車してドライブできる。日常使用では、普通のミニバンのように使うことができる。
車体自体は、高さを除いて小型車と変わらないので、取り回しは比較的楽。スーパーやコンビニの駐車場でも困ることは少ない。
Beach Cruiser特徴的な機能は、運転席、助手席が回転して後ろ向きになること。
これにより、2列目シートと対座でき、テーブルも設置できるのでダイネットとして寛ぐことができる。
運転席、助手席を前に倒して後ろ向きシートとした対座ダイネット
後部はフラットなフリースペースになっており、使い方は文字通りフリー。休憩中は子供を遊ばせてもよいし、ちょっとしたリビングとしても使える。
フリーに使える後部スペース
更に、2列目シートをフラットにすると、2,800x1,400mmのベッドスペースとなる。これは家庭のダブルベッドに匹敵するサイズで、2名がゆったりと就寝できる。
子供が小さければ、ファミリーでも使えるだろう。
フルフラットにすると2,800x1,400mmのベッドスペースに
2列目シートのベッド展開は、マルチモードシート一般に言えることだが、多少作業が必要。就寝前にこれをやりたくない場合は、2列目シートは常にベッド状態としておき、ちゃぶ台スタイルのダイネットとしておく手もある。
価格は316万円(税別)で、ハイエースの車両本体価格に40万円ほど上乗せになる。
市販のベッドキットを購入するほうが安価にはなるが、マルチモードシートによるフラットなベッドや仕上げの良さを考えると、更に、長く使うことを考えると、決して高価な買い物ではないだろう。
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