Base Camp4はNONIDEL(ノニデル)が製作するハイエース標準ボディベースのキャンピングカー。標準ルーフなので、高さ制限のある駐車場にも入れ、街中での取り回しも良い。また5名が前向き乗車できるので日常はミニバンのように使え、また4名が就寝できるので休日はファミリーで車中泊キャンプができる。
NONIDELは愛知県岡崎市にあるハイエース専門ビルダーで、多くのレイアウトを提案している。「出来合い」のレイアウトではなく、ユーザーの希望を聞いて、自分に最適な1台を作ってくれるビルダーだ。
Base Camp4は、そんな中でも「コンプリートカー」としてラインアップされており、同社が提案するベースレイアウトで作られている。
もちろん、これをベースにして自分の好みの変更を加えることができる。
ファミリーでテーブルを囲めるダイネット
Base Camp4の特徴は、一つ目に、2列目にマルチモードシートを配し、前向きにすると5名が前向き乗車でドライブできること。日常用途ではミニバンと同じように使え、取り回しも良いので通勤や買い物、子供の送り迎えなどで気軽に使える。
もう一つの特徴は、ファミリーで車中泊ができること。下段をフルフラットにすると2名が就寝でき、上段ベッドでも2名が就寝できるので、計4名が就寝できる。小学生以下の子供を持つファミリーならゆったり就寝できる。
上段ベッドを設置すると4名が就寝できる
先に子供を上段ベッドで寝かしておいて、後ろ向きにした2列目シートで大人の時間を楽しむことも可能だ。
なお、下段ベッド端をあえてぎりぎりまで後ろにせず、収納スペースとして確保するように設計されている。また、ベッド下も広い収納スペースだ。後部は常設ベッド的に使うことにより、その下は常時収納スペースとして使える。かさばるキャンプ道具もこれだけスペースがあれば車内が煩雑になることは無いだろう。
その他にも、トランポ的な使い方もできる。上段ベッドを下ろしてしまえば、後部は広大な荷室になり、自転車も積むことができる。
自転車など大きなものも積むことができる
Base Camp4は自由度が高いので、柔軟に自分の使い方に合わせることができるモデルだ。キャンピングカーらしく見えないので、ファーストカーとして日常も普通に使えるだろう。
価格は350万円~(ガソリン2WD/6AT:税別)。一般的なミニバンより多少高価になるが、確実に遊びの世界が広がるだろう。