7-7. 輸入車のレイアウト

 フィアット デュカトをベース車にした輸入モデル EscapeCompact404(Swift)

輸入モデルは総じて大きく、車内のスペースは余裕があり、モーターホームとして機能する装備も付いています。しかしレイアウトはセレクションこそ多くありますが、基本構成が決まっています。

選択ポイントはベッドスタイルやサニタリールームの構成、そして車長です。ベッドスタイルは横置きダブルベッド、縦置きツインベッド、縦置きアイランドベッドなど、サニタリールームはトイレルームとシャワールームに位置関係などで、それらの組み合わせで多くのレイアウトプランがあります。

なお、車長は、デュカトがFFのため、後部のシャシーの長さが比較的自由に決めることができます。そのため、車長のバリエーションも豊富に作れます。

輸入モデルのレイアウトで難点なのが右エントランスです。多くの輸入モデルは右エントランスが一般的で、国内で使う場合、特に道路上で車外に出る場合は注意が必要です。

なお、上の写真のモデルのように、左エントランスのモデルもあります。英国向けモデルを輸入する場合がありますが、国内へ輸入するにあたり、現地ビルダーと国内専用モデルを作る場合もあります。

一方、バスコンやフルコンのレイアウトは、広い車内を生かして、それこそ自由にレイアウトできます。ビルダーによってレイアウトが決まっている場合もありますが、ワンオフ的に柔軟に対応できるところもあります。

 RVビックフットのバスコン ACSオアシスLL