バンコンにおけるファミリー向けのレイアウトとふたり旅向けのレイアウトを解説しましたが、結局全てのシートをフラットにして、常設ベッド状態にしているユーザーが多いようです。
その理由は、とにかくダイネットからベッドへの展開、あるいはその逆が面倒だということ。
特にマルチモードシートのそれは、毎日となると考えただけでもイヤになります。
それなら最初からフルフラットにしておき、適当な四つ足テーブルを買ってきて就寝時はテーブルの足を折りたたんで端の方において置く、と言う方がよほど楽です。
ちゃぶ台スタイルなら、眠くなったらその場で転がれば、すぐに就寝できます。

キャンピングカーオーゼット アルタイルのフルフラットフロアベッド
3名以上乗車する場合はそうはいきませんが、普通は2名で使用するが、たまに子供や孫を乗せるという場合には、この方法が使えます。
また、ペットがいる場合も、広いフラット面があるほうが何かと便利です。
ちゃぶ台スタイルで使用しているユーザーが多いことは、よく知られていますが、なぜかビルダーのレイアウトでちゃぶ台スタイルを標準のダイネットスタイルにしているモデルは、軽キャンパーを除いて、見たことがありません。
例えば、ちゃぶ台スタイルでありながら、ベッド下のどの位置にもすぐにアクセスできるようにするとか、ちゃぶ台スタイルを前提にした家具配置とか、あっても良いかもしれません。