6-12. ユーティリティールームは必要か?


キャンピングカーを初めて購入する場合、よく迷うのがユーティリティールームの有無です。トイレルームとして使用することを想定して作られているのが主ですので、人間が一人入ってしゃがむスペースが必要です。

 タコス ベリーのユーティリティールーム

これは結構大きななスペースで、各ビルダーはこのスペースを捻り出すのに苦労しています。ユーティリティールームを省いたモデルでは、広く感じるので、その魅力も捨てられません。

さて、ユーティリティールームはあったほうが良いのか、という質問に対しては「汚物処理する覚悟があれば、あったほうが便利」です。汚物処理は楽しい作業ではありません。慣れれば問題ないよ、という意見もありますが、やはり慣れる必要があります。また家まで持ち帰るなら良いのですが、長旅の途中で処理する場合、ダンプステーション以外では人が少ない時間帯にするのが良いでしょう。

と、いろいろ考えると、面倒なところが目立ちますし、少し走れば、よほどの山奥でない限りトイレは見つかりますので、トイレは無くても大きな不便はないでしょう。
ただ、雨が降っていたり、寒かったり、子供がいたり、トイレが近い、といった場合は、トイレがあると便利です。また、行楽シーズンで女性用のトイレに列ができているのを見ると、やはり便利ではあります。

それでも迷っていたら、とりあえずユーティリティールーム付きのレイアウトを選ぶと良いでしょう。結局使わなくても、収納スペースにすれば良いからです。棚を作れば、収納効率も上がります。



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