輸入モーターホームと一口に言っても、多種多様で、いろいろなベース車が使用されているように思えますが、実は、欧州車ではフィアット デュカトが圧倒的なシェアを持っています。
その理由はフィアットがキャンピングカー用に半製品を用意し、積極的にキャンピングカーマーケットをサポートしているからです。また、デュカトはFFで後部のシャシーは自由に設計できるのもビルダーに都合が良いからです。
欧州車でデュカト以外で使われているのは、メルセデスベンツスプリンターやフォードトランジットがありますが、デュカトのシェアには遠く及びません。
ただ、デュカトはFFなのに対し、スプリンターはFRですので、雪道の上り坂のようなシチュエーションでは有利です。
価格的にはデュカトの方が圧倒的に有利ですので、今後もデュカトの優勢は変わらないでしょう。
北米車では、フォードE450スーパーデューティーが多く使用されています。
また、クライスラーがフィアットからOEM供給されたデュカトをラム・プロマスターとして北米市場で発売しており、これを使用したモデルも発売されています。
どのモデルもキャブ部を残したキャブコンスタイルで使われるほか、エンジンとシャシーのみを使い、ボディは全てビルダーで作るフルコンスタイルにも用いられています。
デュカトを使用した輸入キャブコン ローラーチームのクロノス294TL