8ナンバーのキャンピングカーには必ずギャレー(キッチン)が装備されており、レベルの差はあるにせよ調理ができるようになっています。
ポータブルカセットコンロを使うものから3バーナーのコンロをビルトインしたものまで、キャンピングカーの大きさや目的により異なります。なお、コンロの代わりに電子レンジが付いていても認められます。
ですので、旅先の食材をスーパーや市場で買ってきて調理するのもできます。冷蔵庫が付いていれば、食材を保冷しておくこともできます。冷凍庫付きの冷蔵庫なら冷凍食品を保冷しておくことも可能です。
バンコンのギャレー オーロラエクスクルーシブ(ケイワークス)
冷蔵庫は、横開き式のものと上開き式のものがあります。上開き式のものは、冷凍機能が付いているものもありますが、ほとんどが冷凍庫と冷蔵庫を同時に使えません。製氷しながら冷蔵したい場合は、横開き式をお勧めします。
コンロを使って調理するほどでもない場合は、電子レンジがあると非常に便利です。ただし、電子レンジは大電力が必要になりますので、バッテリーで動作させる場合は1500W以上のインバーターが必要です。
キャンピングカーにキッチンが付いているが、一度も使ったことが無いというオーナーさんもおられます。確かに、あまり広くないキッチンで不便な思いをして料理を作るより、外食した方が手っ取り早いかもしれません。しかし、旅先のスーパーで、珍しいものを見つける場合もあります。
遠い旅先での手作りの料理は、格別に美味しいと思います。
車内で料理を作る場合、幾つか注意する必要があります。
ひとつは、一酸化炭素中毒にならないよう、ベンチレーターを使用することです。
特に冬場はどうしても締め切ってしまいますので、是非注意してください。
次に、食材の袋など、燃えるものをコンロの近くの置かないことです。キッチンが狭いので、どうしても煩雑になりがちです。
最後に、料理すると、すぐに匂いが付いてしまいます。また肉を焼くと、細かい油がベンチレーターの羽根に付きます。旅の途中でも、特に料理をした翌日は、ドアやハッチを全開するとよいでしょう。その間にちょっとした掃除をすれば、いつまでも車内を美しく保てます。