4-5.軽バンコンのベース車


今や日本のキャンピングカーの1カテゴリーとして不動の地位を築いた軽キャンパーですが、このうち軽バンコンは手軽さもあり、非常に多くのモデルが各ビルダーから発売されています。

軽バンコンのベース車で、最も多く使用されているのが、スズキ エブリイです。
日産NV100クリッパー、マツダスクラム、三菱自動車のミニキャブはエブリイのOEM車ですので、これらを含めると、軽バンコンのベース車としては圧倒的なシェアを持っています。

 スズキ エブリイを使用したフィールドライフのコング

ダイハツ ハイゼットカーゴやホンダ N-BOXベースの軽バンコンも発売されていますが、エブリイとそのOEM車の数には遥かに及びません。

一方、最近では軽乗用車もベース車として使用される例が目立ち始めました。その代表がホンダN-VANです。これは、アウトドアレジャーをコンセプトにした設計で、室内空間を広く取ったり、収納スペースを充実させたりしているほか、車中泊も想定したつくりになっています。

この方向はキャンピングカーと同じものであり、少しの装備追加で、キャンピングカーとして十分通用するものとなります。



 

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