トムバロン セキソーボディ
同社はハイエース、カムロード、ライトエーストラックをベースにしたキャブコンとハイエースベースのバンコンをラインアップしている。同社のキャブコンの特徴は軽量シェル。高強度のアルミパネルを採用、軽量化とリサイクル性にも貢献している。また家具類の素材も含め軽量化にこだわった設計となっている。トムバロンは、同社のフラグシップモデルで、ハイエーススーパーロングベースのフルサイズキャブコン。車長は5900mmに達し、車幅も2180mmと2mを超える。
全長5.9mの広い室内
レイアウトは、前部に固定対座ダイネット、後部はハイマウントダブルベッドの構成で、ギャレーとユーティリティールームを中央に置く。カセットトイレや家庭用エアコンが標準装備され、サブバッテリーも105Ahが2個標準装備される。ダイネットシートに前向き着座でき、ダイネットを展開すれば4名が就寝できるのでファミリーにも対応できるが、豪華な二人旅にも似合うモデルだ。
トムタンデム セキソーボディ ⇨詳しい記事はこちら
トムタンデムは、同社フラグシップのトムバロンに次ぐハイエーススーパーロングベースのフルサイズキャブコン。前出のトムバロン同様、軽量シェルが大きな特徴となっている。しかしトムバロンに比べ123万円(税別)も安価な価格付けとなっている。
後部にハイマウントダブルベッド+上段シングルベッドを持つレイアウト
トムタンデムは、トムバロンの廉価版のような印象だが、そうではなく、コンセプトの違いがはっきり見て取れる。例えばボディサイズは、トムバロンが5,900mmの全長に対しトムタンデムは5,600mm、車幅は2,180mmに対し1,980mmとサイズダウンしている。また、2列目シートはマルチモードシートに変更されており前向きにもセットできる。更に後部のベッドはハイマウントダブルベッドに加え上段シングルベッドも用意されており、ダイネットベッドと合わせて5名が就寝できるなど、ファミリー向けを意識したレイアウトとなっている。
セレンゲティ/525 ファンルーチェ ⇨詳しい記事はこちら
同社はキャブコンの専門ビルダーで、ハイエース、カムロード、ボンゴトラックをベース車とする豊富なラインアップを誇る。同社のキャブコンの特徴は、剛製スペースフレーム入り多層断熱シェルを採用していること。剛製のフレームに断熱性に優れたFRPシェルを架装している。ラインナップ中、セレンゲティとパタゴニアがハイエースロングワゴンをベース車に使用したモデルとなっている。
後部に横置き2段ベッドを持つレイアウト
セレンゲティには全長5mを切る「セレンゲティ」と、5,245mmの「セレンゲティ525」がある。特に「セレンゲティ」はハイエースワイドベースで5mを切るキャブコンとしては、後述のRVトラスト「TR500
C-LH」とともに貴重な存在だ。
レイアウトは前部に固定対座ダイネット、後部に横置き2段ベッド、中央にギャレーとユーティリティールームを設置する。「セレンゲティ」と「セレンゲティ525」の違いは、後部の2段ベッドの幅のみ。「セレンゲティ」が630mmに対し「セレンゲティ525」は900mmと広くなっている。