カントリークラブALTのエクステリア

レクビィ(愛知県瀬戸市)は、バンコンキャンピングカーのニューモデル「カントリークラブ・アルト（Country Club ALT）」を発表した。カントリークラブと言えば、ハイエーススーパーロングをベース車にし、縦置き2段ベッドと二人対座のダイネットが特徴のレイアウトを持つ。このカントリークラブのレイアウトはそのままに、スーパーハイルーフをベース車にしたのがALT仕様だ。

　カントリークラブのレイアウト

なお、ハイルーフ（スーパーハイルーフではない）カントリークラブのシートや家具のデザインも一部変更され、新型となった。新型カントリークラブで、ハイルーフとスーパーハイルーフを選択できるわけだ。新型カントリークラブ/アルトのベッドマットには波型が入り、上段ベッド上のフォールディングラックにはアクセント柄が追加され、より洗練されたインテリアとなった。

　カントリークラブ アルトの室内。

ハイエーススーパーハイルーフはトヨタが救急車用に製作している車両で、一般には販売されていない。室内高は1,840mmもあり、大人が余裕で立って歩ける。
なお、以前カントリークラブに存在した「ハイキング」仕様は廃止され、ALT仕様に移行する。また、ファイブスター・セプト（記事はこちら）にもALT仕様が用意される。

　カントリークラブALTのギャレー

カントリークラブ・アルトのレイアウトは、基本的にカントリークラブと同じで、縦置き2段ベッドと2名が対座できるダイネット、そして前部にギャレーを配置する。
カントリークラブの特徴のひとつ、最後部の完全防水シャワールームも健在だ。ルーフが高くなった分、防水ユニットは専用に製作されている。シャワールームの高さは1,810mm、奥行きは700mmと広いスペースを確保している。

　スーパーハイルーフで高さに余裕があるシャワールーム

ルーフが高くなった分、上段ベッドのクリアランスも高くなっている。また、上段ベッドサイドにあるフォールディングラックの下にオープンポケット型の収納ラックが新設された。

　全てのシートをフラットにすると4名が就寝できる

カントリークラブ/アルトには従来同様 、「標準仕様」と「Superior」仕様があり、Superior仕様にはFFヒーターや電子レンジが標準装備されるほか、ツインバッテリーや1500Wインバーター、215Wソーラーパネルなど電装系が充実する。
また、SuperiorにはA/C仕様が設定されており、これには2個の100Ahリチウムイオンバッテリーが搭載される。

価格は、カントリークラブ標準仕様が547万円～、Superior仕様が607万円～。またSuperiorのA/C仕様は702万円～。ALT仕様はそれぞれプラス85万円となる。（全て税別）

カントリークラブは、和テイストの中にもモダンを組み込んだインテリアで、ファミリーにも対応できるが、どちらかと言えば二人旅に似合うモデル。スーパーハイルーフになって、より余裕あるクルマ旅が期待できる。

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