9-3. コンロ

 アルフレックスのCEEBUSの常設2口コンロ

シンク同様、コンロも8ナンバーキャンピング車要件にあります。炊事施設に関しては、

・コンロ等により炊事を行うことができること

と言う要件があります。なお電子レンジがあればコンロの代用になります。その他もちろん決められた広さや火災に対する供えも決められています。

ただ、特に国産モデルでは、料理を行うユーザーが多くないという理由から、コンロをキッチンに埋め込むのではなく、ポータブルガスコンロを使用するモデルが多くなっています。

もちろんコンロを使用する度にセットする必要があり、料理を頻繁に行うユーザーにとっては不便です。特にバンコンで多く見られますが、中にはカムロードベースのキャブコンでもポータブルコンロを採用しているモデルもあります。

一方、輸入車ではバンコンクラスでも2口以上のコンロが常設されています。これは、海外では目的地に数日間停泊するような使い方が多く、料理は必須だからです。

国内のインフラが整備されてきて、滞在型の使用が多くなれば、国産モデルにも常設コンロが装備される日が来るかもしれませんが、現在のところは、逆の方向に進んでいるように思われます。

しかし、一方では上の写真のように、バンコンでも2口コンロを常設するモデルもあります。まさにビルダーの考え方やキャンピングカーに何を求めるかの違いが出ているところだと思われます。

理想的には常設コンロが標準装備されていて、不要な場合はレスオプションにできるような設計がしてあれば、ユーザーも嬉しいのではないでしょうか。