7-1-8. 対座ダイネット



ハイエースやNV350キャラバンで、標準ボディに多いレイアウトです。2列目と3列目にマルチモードシートを配置しています。2列目のシートを前向きにすると、全員が前向き着座でドライブできます。また、後ろ向きにすると、3列目シートと向かい合わせて対座ダイネットができます。標準ボディの場合は取り回しも良く、ミニバンと同じように使用できますので、ミニバンの代わりにファーストカーとしても使用できます。

シートを全てフラットにするとフロアベッドになり、大人2名が就寝できます。子供が小さければ3名で就寝することもできますが、多少狭いのは否めません。

シンプルなレイアウトで、一般的に価格もそれほど高価ではないので、キャンピングカーのエントリーモデルとして手頃です。

なお、シートがバタフライシートになっており、畳んで前に押しやると、後部が広い荷室になる、いわゆるトランポとして使えるモデルもあります。自転車を積んで遠出するといった使い方に適しています。

このレイアウトを使用するモデルは無数にあり、MDNマドンナの BサロンワゴンS(記事はこちら)やフォーシーズのスマートキャンパー8Completeなどがあげられます。

長所
ミニバンのようにファーストカーとして使える
車中泊も可能
比較的安価
トランポとして使えるモデルもある

短所
就寝人数が2人なのでファミリーには使いにくい
ベッド展開が面倒

 NV350標準ボディ標準ルーフを使用したMDNマドンナのBサロンワゴンS