スピナ キャルルックはナッツRVの軽バンコンで、同社のスピナの派生バージョンの位置付け。
フェイスパネルなどで、クラシカルでポップな外観にモディファイしている。
スピナはベース車にスズキエブリイ、あるいは日産NV100クリッパーを使用し、ポップアップルーフ装着車とノーマルルーフ車を選択できるが、キャルルックでも同様に選択できる。
エクスイテリア、インテリアとも3色のカラーリングから選択することができ、インテリアとエクステリアの色の組み合わせは自由だ。
レイアウトもスピナと同じで、軽バンコンでは珍しく、対座ダイネットを形成することができる。
もちろん、フルフラットのベッドにすることもでき、ここで大人2名が就寝できる。
ポップアップルーフ仕様の場合は、ルーフベッドでも更に2名が就寝できるので、計4名が就寝でき、ファミリーでの使用も可能だ。
もちろん、2名でポップアップルーフ仕様車を使う場合は、就寝前にダイネットを展開してベッドにする必要はない。
後部の家具は左右ともオーバーヘッド収納が用意されており、食器などの収納ができる。
ギャレーはオプションだが、装備しておくと、手を洗ったり、食器を洗ったりと便利だ。
また、シャワーフォーセットは車外に引き出せるので、ペットの足を洗ったりすることができる。
オプションのギャレー
オプションはオリジナルのスピナと共通なので、スピナの記事を参考にしていただきたい。
キャルルックバージョンは、スピナにキャルルックオプションとして設定されており、フェイスパネルやリアゲートカバー、ヘッドライト等1式で120万円となっている。
更に、ホイールキャップはオプション。
この価格がオリジナルのスピナに上乗せされることになり、ポップアップルーフ仕様で360万円(税別)ほどになる。
ポップアップルーフを架装する軽バンコンの価格は200万円前半が主流なので、キャルルック仕様は飛び抜けて高価だが、これは目的が異なるため、比較するのは妥当ではないだろう。
今まで、どちらかと言うと実用性に目が向けられてきたキャンピングカーだが、このようなバリエーションが発売されるのは、キャンピングカーの需要が新しいフェーズに入った兆項かもしれない。