ヴォクシーにするかキャンピングカーにするか?


表題は「ヴォクシーにするかキャンピングカーにするか」としたが、もちろんヴォクシーに限らない。
日産ならセレナ、ホンダならステップワゴン、そしてトヨタの姉妹車ノアも対象だが、要は300万円程度のミニバンを買うなら、キャンピングカーはいかがですか?という提案だ。

 ハイエース標準ボディ標準ルーフの外観

一般の人にとって、キャンピングカーなんて考えたこともないし、そもそも大きくて高価でしょ、という先入観は大きいだろう。
最近キャンピングカーという言葉を耳にしたという読者でも、自分が購入するとまでは考えていないのではないだろうか。

しかし、ノアやセレナの予算でも購入でき、運転も特に変わらない、とすればどうだろう。
もちろん、乗車人数は同じだし、キャンピングカー然としたスタイリングではないので、目立つことはない。

そして、キャンピングカーだから、休日は遠出をして車中泊もできる。
ノアやセレナではできない楽しみ方ができるのだ。
子供が小学生くらいなら、一度はキャンピングカーという選択肢を考えてみてはいかがだろうか。

 トイズボックス470のインテリア

ということで、今回はハイエース標準ボディでファミリーでも使えるキャンピングカーを特集する。
ベース車は、トヨタハイエースと日産NV350キャラバンの標準ボディ標準ルーフかハイルーフ。
価格はヴォクシーやステップワゴンの売れ筋が300万円弱なので、できるだけそれに近いモデルをピックアップしたが、やはりキャンピングカーでは300万円台前半が中心になる。

また、ミニバン同様に全員が前向き乗車して移動できることも条件とした。
キャンピング機能では、車中泊する想定で、大人4名、あるいは大人2名+子供2名が就寝できるレイアウトを持つものとしている。

ところで、ハイエースやNV350って商用車じゃないの、という疑問もあるだろう。
その通り、商用車のカテゴリーだが、おしゃれに乗られているのもまた事実だ。
アクセサリーの種類が豊富で、専門の雑誌も出版されているほど人気がある車でもある。
見方によっては、一般的すぎるヴォクシー/ノア、セレナ、ステップワゴンより、よほどオシャレなクルマなのだ。
また、運転席が高く、一般の乗用車よりも見晴らしがよいので運転し易い。

それでは、以下にノミネートしたモデルをリストアップしよう。(以下、価格は全て税別)

・バンレボリューションVR470  バンテック新潟(295万円)
・FOCSエスパシオes(エス)(319万円)
・カーゴプラス オーエムシー(333万円)
・トイズボックス470 トイファクトリー(284万円)

今回は、ヴォクシーの価格で購入できるモデルということでノミネートしたが、これ以外にも、ハイエース/キャラバン標準ボディを使用したモデルは多くある。
ただ、価格的に高価になってしまうので、第2部として後日取り上げてみたい。

では、各モデルを見て行こう。


 

2017.8.13