8-7. 水まわり


キャンピングカーの水回りは、大きく分けてギャレーとシャワーがあります。ギャレーは主に食器を洗ったり、手を洗ったりと、家庭のキッチンや洗面台に相当します。

もう一つはシャワーで、上級キャブコンなどではシャワールームで温水シャワーが使えます。

ギャレーで使う水回りは、バンコンなどではシンクの下に給水タンクと排水タンクを収納しておき、水中モーターで水をくみ上げる方式が一般的です。ハイエースクラスでは20Lの給排水タンク、NV200バネットやタウンエース、あるいは軽キャンパーでは10L程度の給排水タンクを収納しています。

キャンピングカーの中にはバンテックのジルシリーズのように、清水タンクと生活用水タンクを分け、それぞれに蛇口を用意したものもあります。これなら衛生面でも安心です。

また、排水タンクは車体の床下に配置し、バルブを緩めて排水するモデルもあります。これなら重いタンクを持ち運びしなくても簡単に排水できます。ただし、排水する場所は何処でも良いわけではありません。ガソリンスタンドなどで断って排水させてもらいましょう。

シャワー用の給水タンクは大容量になります。一般的には一人分のシャワーに必要な水は10L~20L必要です。従って、二人なら40L程度は必要になります。それだけのタンクを用意する必要があるわけです。