チャンバー460 / 520:L.T.キャンパーズ


チャンバー460とチャンバー520はL.T.キャンパーズが販売する、正規輸入されたフィアットデュカトをベース車にしたバンコンバージョンキャンピングカー。

同社は、長野県諏訪市に本拠を置くビルダーで、カムロードキャブコン レガードネオプラスが代表的なモデル。チャンバー 460/520は2026年ジャパンキャンピングカーショーで初めて展示されたモデルで、ナッツRVのフォルトナ TypeCとゼニア TypeLFのOEMモデルとなっている。


(記事中の価格は全て税込です。また装備や仕様に関してはビルダーでカスタマイズ可能な場合もありますので、各ビルダーにお問い合わせください。)


概要

正規輸入されたフィアット・デュカトをベースとするバンコンモデル。チャンバー460はL2H2サイズ、チャンバー520はL3H2サイズをベース車両に採用。それぞれナッツRVのフォルトナタイプCおよびゼニア タイプLFのOEMモデルに位置付けられる。

チャンバー460は対座ダイネット、チャンバー520はリビングスタイルのダイネットを配置する。いずれも後部にセカンドダイネットを備え、展開することでベッドルームに変化する。さらに、上部には電動昇降式の上段ベッドが標準装備されている。

家庭用エアコンや両開き冷蔵庫、電子レンジのほか、428Whのリチウムイオンバッテリーと280Wのソーラーシステムを搭載する。快適な旅をサポートする多彩な装備が最初から組み込まれており、充実したフル装備のパッケージングが魅力となっている。


アピールポイント

・スタイリッシュなフィアットデュカトがベース車
・コンパクトなL2H2と余裕のあるL3H2ボディを選択可能
・後部に電動昇降式の上段ベッドを標準装備
・70L両開き式冷蔵庫と電子レンジを標準装備
・温水シャワーを設置可能(OP)
・家庭用エアコンを標準装備
・428Ahの大容量リチウムイオンバッテリーを標準装備
・280Wソーラーシステムを標準装備


ベース車とエクステリア

 チャンバー520のエクステリア

ベース車には正規輸入されたフィアット デュカトを採用し、チャンバー460は全長5,410mmのL2H2、チャンバー520は全長5,995mmのL3H2ボディで構成される。車幅はいずれも2,100mmで、駆動方式は4WDの設定がなく2WDのみとなる。

後部にはすべてアクリル2重窓が施されており、ダイネット横やベッドルーム右側、リアゲート、スライドドアに配置して断熱性を高めている。ボディカラーはホワイトを標準とし、オプションで2色のグレーとブラックを選択可能。


レイアウト

 チャンバー460のセカンドダイネット

チャンバー460は前部に対座ダイネット、中央にギャレーとクローゼット、後部にベッドルームを配置する。チャンバー520は前部にリビングスタイルのダイネット、中央にギャレーと多目的ルーム、後部にベッドルームとなっている。

後部のベッドルームはセカンドダイネットに展開できる点が特徴。ベッドモード時は上下2段ベッドとなり、上段には標準装備の電動昇降式プルダウンベッドを採用。

乗車定員はチャンバー460が6名、チャンバー520が7名で、前向き乗車は460が4名、520が運転席・助手席の2名のみとなる。 就寝人数は両モデル共通で、後部の2段ベッドにそれぞれ2名ずつ、計4名が就寝可能となっている。


インテリア

 チャンバー520のインテリア

インテリアは両モデル共通のデザインを採用し、明るい木目調の家具にアイボリーと濃いベージュを組み合わせたシートが、開放的な室内空間を創り出す。間接照明を効果的に配した現代的なライティングにより、夜間はおしゃれな雰囲気を演出できる。ただし、家具やシートのカラーバリエーションは用意されていない。


ダイネット

 チャンバー460のダイネット

チャンバー460は、フロントに対座ダイネットを配し、4名でテーブルを囲んで団らんできる。4名が前向き乗車できるため、2人旅だけでなくファミリーでのクルマ旅にも柔軟に対応可能だ。テーブルは2重構造を採用しており、必要に応じて回転させることで天板の面積を拡張できる。

 チャンバー520のダイネット

一方、チャンバー520はL字型のリビングスタイルのダイネットを採用し、前向き乗車が2名のため、主に2人旅に適している。このリビングスタイルは優雅で開放感があり、自宅のソファのようにゆったりとくつろげる。

 チャンバー520のセカンドダイネット

また、両モデルとも後部にセカンドダイネットを形成できる点が大きな特徴だ。ここには4名がゆったりと滞在できる専用テーブルも用意されており、フロント側とは独立したリビングスペースとしてだけでなく、作業スペースとしても有効に活用できる。


ベッド

 チャンバー520の後部2段ベッド

セカンドダイネットをフラットにし、最上部に上げてあった上段ベッドを適当な位置で停止すると、各段に2名が就寝できる2段ダブルベッドになる。フォルトナやゼニアではオプションなのに対し、チャンバー460/520では標準装備なのが特徴。

チャンバー460では、下段が1860x1220ミリ、上段は止める位置によって異なり、長さが1920~1640ミリ、幅は1100ミリとなる。上下段とも家庭用のセミダブルベッドの幅(1200ミリ)相当だ。

チャンバー520では、下段が1860x1400ミリ、上段は止める位置によって異なり、長さが1920~1640ミリ、幅は1280ミリで、チャンバー460より180ミリ広くなっており、下段はレギュラーダブルベッドの幅(1400ミリ)相当になっている。


ギャレー

 ギャレーセクション

ギャレーキャビネットの天板にはシンクとフォーセットが設置されている。調理スペースは広く、カセットコンロやIHヒーターをセットしても、まだ調理スペースに余裕がある。

 シンクの下の給排水タンク収納スペース

シンクの下には各12Lの給排水タンクが収納される。車外から直接タンクを出し入れするのは難しいが、エントランスに近いので、出し入れはそれほど苦労しないだろう。

なお、温水シャワーオプションを選択して大容量の給排水タンクを設置した場合は、ここは収納になる。


冷蔵庫/電子レンジ

 70L両開き式冷蔵庫が標準装備される

冷蔵庫は70L両開き式が標準装備される。両開き式なので、車内からも車外からもアクセスしやすい。スーパーで買ってきた食料品を冷蔵庫に入れるような場合は特に有用だ。車内側からだと狭くてやり難い。

家庭用の100V仕様の電子レンジも標準装備される。冷凍食品の解凍や調理には欠かせない装備だ。


多目的ルーム

 チャンバー520の多目的ルーム

チャンバー520には多目的ルームが設置されている。ポータブルトイレやラップ式トイレを置いてトイレルームにすることも可能だ。FFヒーターの吹き出し口も用意されている。

オプションリストには無いが、温水シャワーをオプションで設置することができる。壁は防水処理がされており、床は防水パンが置かれ、排水口も用意されている。68Lの給水タンク、85Lの排水タンクが追加される。

なお、チャンバー460では、この位置にはクローゼットが設置されている。


収納

 ダイネット上部のオーバーヘッド収納

チャンバー460/520とも同様に、ダイネット上部にオーバーヘッド収納が設置されている。

 後部シート下の収納

後部シート下も収納になっており、リアゲートを開けて車外から荷物を積み込むことができる。特に長物などを積み込む場合に便利だ。

 チャンバー460の2列目シート下収納

チャンバー460では2列目シート下が引き出し収納になっている。エントランス周辺にシューズボックスが無いので、シューズボックスとしても使用できるだろう。


 チャンバー520の前部シート下収納

チャンバー520ではL字型のシートのエントランス側に収納が用意されている。位置的にはシューズボックスとして使用できるだろう。


空調

 チャンバー460/520のエアコンの室内機

家庭用エアコンが標準装備される。チャンバー460/520とも、室内機は前部に設置される。この位置は、後部へストレートに冷気が届く利点がある。ちなみに、フォルトナとゼニアでは、家庭用エアコンの室内機はギャレーキャビネットの上部に設置されている。こちらはルーバーで風向きを変えれば、ダイネットやベッドルームに近いところから冷気が届くというメリットもある。どちらの位置が良いというわけではない。

暖房はFFヒーターが標準装備される。マックスファンベンチレーターも標準装備だ。


テレビ/ナビ

19型のテレビモニターが標準装備される。テレビアームも付いており、角度を変えることによりダイネットでもベッドルームでも観ることができる。地デジチューナーも標準装備だ。

ナビは、デュカトに標準装備される。


電装システム

428Ahのリチウムイオンバッテリーが標準装備される。(フォルトナでは200Ah、ゼニアでは400Ahが標準装備)その他の電装システムでは、オリジナル急速走行充電、外部100V電源入力、1500W正弦波インバーター、280Wソーラーシステムが標準装備される。強力で完璧な電装システムだ。


価格(2026年6月現在:千円台切り上げ:税込)

チャンバー460は1335万円~、チャンバー520は1580万円~となっている。標準装備が充実しているので、付けておきたい必需オプションは無い。(ナビ関連は除く)

必要に応じて温水シャワーセット(600,780円)を設置できる。


他モデル

比較対象としては、ナッツRVのフォルトナ TypeC(1055万円~)と、ゼニアTypeLF(1476万円~)が挙げられる。これらはチャンバー460と520のOEM元モデルなので、レイアウトや装備はほぼ同じとなっている。

ただし、フォルトナでは家庭用エアコン、FFヒーター、マックスファン、280Wソーラーシステム、19型テレビ、プルダウンベッド、追加200Ahリチウムイオンバッテリーなどがオプションになる。(フォルトナの価格表はこちら

ゼニアでは、このうち、家庭用エアコン、FFヒーター、400Ahリチウムイオンバッテリー、プルダウンベッドが標準装備される。(ゼニアの価格表はこちら

更に、フォルトナとゼニアでは、家具色やシート色を多くのサンプルから選択できるのも優位点となる。なお、旅する車が製作するタビバン アウル(1320万円~)も、デュカトL2H2をベース車にし、後部にセカンドダイネットを持ちオプションで電動上段ベッドを設置できる、もう一つの選択肢だ。


まとめ

チャンバー460/520は電動プルダウンベッドまで標準装備される、必要な装備は全て標準のフル装備のパッケージングで、オプションが必要か不要かで悩む必要はない。

実際、チャンバー460でファミリーで使用する場合も、チャンバー520で優雅に二人旅をする場合でも、セカンドダイネットを活用して就寝時にベッドをセットする場合にはプルダウンベッドがあると大変便利だ。

ただし、フル装備だから多少価格がお得になるかどうかは不明だ。一般的にオプションを買い足していくと割高になるケースが多いが、これは実際に同じ条件で見積もりを取ってみないと分からない。

もし、それほど価格が変わらないなら、インテリアカラーが選択できるフォルトナやゼニアの方が有利になってくる。


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ランドホームデュカト

フォルトナ

ダーウィンD5

     

モデル チャンバー460 チャンバー520. フォルトナ TypeC
ビルダー L.T.キャンパーズ L.T.キャンパーズ ナッツRV
カテゴリー バンコン バンコン バンコン
ナンバー区分 8 8 8
乗車人数 6 7 6
前向き乗車人数 4 2 4
就寝人数 4 4 2+2(OP)
エクステリア      
ベース車 デュカト(L2H2) デュカト(L3H2) デュカト(L2H2)
ボディ架装 - - -
窓架装 ○(アクリル2重窓) ○(アクリル2重窓) ○(アクリル2重窓)
サンルーフ - - -
レイアウト      
ダイネット形態 4名対座 L字型 4名対座
セカンドダイネット ○(4名対座) ○(4名対座) ○(4名対座)
ベッド 後部上段ベッド(電動)
後部下段ベッド
後部上段ベッド(電動)
後部下段ベッド
後部上段ベッド(OP:電動)
後部下段ベッド
常設ベッド
後部上段ベッドサイズ(mm) 1920(最大)x1100 1920(最大)x1280 1920(最大)x1100
後部下段ベッドサイズ(mm) 1860x1220 1860x1400 1860x1220
ギャレー      
コンロ - - -
シンク
給水タンク ○(12L/OP68L) ○(12L/OP68L) ○(12L/OP68L)
排水タンク ○(12L/OP85L) ○(12L/OP85L) ○(12L/OP85L)
冷蔵庫 ○(70L両開き) ○(70L両開き) ○(70L両開き)
電子レンジ
多目的ルーム      
有無 無(クローゼット) 無(クローゼット)
防水処理 - -
トイレ - OP -
温水シャワー - OP -
手洗い - - -
空調      
ベンチレーター ○(マックスファン) ○(マックスファン) OP(マックスファン)
FFヒーター OP
冷房装置 ○(家庭用エアコン) ○(家庭用エアコン) OP(家庭用エアコン)
電装系      
リチウムバッテリー ○(428Wh) ○(428Wh) ○(200Ah x1)
バッテリー増設 - - OP(Li200Ah x1)
走行充電システム
外部100V入力/充電 ○/○ ○/○ ○/○
インバーター ○(1500W正弦波) ○(1500W正弦波) ○(1500W正弦波)
ソーラーシステム ○(280W) ○(280W) OP(280W)
発電機 - - -
ナビ/テレビ      
ナビシステム ○(ベース車用準) ○(ベース車用準) ○(ベース車用準)
テレビ ○(19型) ○(19型) OP(19型)
サイズ      
全長(mm) 5,410 5,995 5,410
全幅(mm) 2,100 2,100 2,100
全高(mm) 2,525 2,525 2,525
価格 (税込)      
2WD 1335万円~ 1580万円~ 1055万円~

2026年6月現在  (○は標準装備/OPはオプション) 価格は千円台切り上げ(税込)ベース車の価格は常に変動するため、最新価格は各ビルダーにお問い合わせください。

動画はこちら

2026.6.11