アネックスがLiberty(リバティ)52SPを発表

 5,230x2,040x,2880mmのボディサイズはリバティ52DBと変わらない。

アネックス(徳島県吉野川市)はキャブコンキャンピングカーのニューモデルLiberty(リバティ)52SPを発表、1月31日から千葉県幕張メッセで開催されるジャパンキャンピングカーショー2020に出展する。

リバティ52SPは昨年発表されたリバティ52DBのレイアウトバリエーション。リバティ52DBが後部に2段ベッドを持つのに対し、52SPはハイマウントダブルベッドを採用、二人旅仕様を打ち出している。

 洗練されたインテリアは52DBから変わらない

変更点はこの他、バンクベッドをコンパクトにして大人1名(+子供1名)用にしている。車長は変わらないまま後部のベッド幅が広くなったので、当然その分前部のレイアウトが変更されている。

 大人1名と子供1名が就寝できるバンクベッド

まず、ダイネットを固定式に変更。52DBではダイネット展開してベッドにできたが、52SPではダイネットベッドは省略されている。また、ダイネット上にあった家庭用セパレートエアコンの室内機は、ベッドルームに移動した。更に、52DBではギャレーの隣にあった冷蔵庫のタワーが省略され、冷蔵庫はシンクの下に、電子レンジはベッド下に移動した。
これにより、52DBでは乗車定員8名、就寝定員5名だったが、52SPでは乗車定員7名、就寝定員3名+子供1名となっている。

 固定式の対座ダイネット

このように前部への影響はあるが、新設された後部のダブルベッドは広く、ゆったり就寝することができる。52DBの2段ベッドの幅は840mmで、これはキャンピングカーにしては広い方だが家庭用ベッドではシングルベッドの幅に満たない。52SPはこの点を解消し、就寝にウエイトを置いたコンセプトとなっている。

 後部の広いハイマウントダブルベッド

温水シャワーやカセットトイレが標準装備されるサニタリールームや、2口コンロを持つギャレー、あるいはFF床暖房システムといった豪華な装備は52DBと変わらず、国産モーターホームと呼べる1台であることに変わりはない。

 2口コンロをビルトインしたギャレー

リバティ52DBは、その流麗なスタイリングや洗練されたインテリアで非常に人気のあるキャブコンだが、52SPの投入で更に選択の幅が広がったと言える。ジャパンキャンピングカーショーでその詳細をレポートしたい。



 

2020.1.15