カムロードベースキャブコン「TRIP」(左)とバンコン「リトリートスーパーロング」
ダイレクトカーズ(三重県津市:百田雅人社長)は、キャブコンのニューモデルを発表した。バンコン2モデルも同時発表されている。これらのニューモデルは1月31日から幕張メッセで開催されるジャパンキャンピングカーショー2020に出展する。
新型キャブコン
注目は同社初のカムロードベースキャブコン「TRIP(トリップ)」。5mを超すフルサイズキャブコンで、キャブ上にバンクを持ち、常設縦置きダブルベッドとバンクベッドを配置する。
常設縦置きダブルベッドと対座ダイネットの構成
サニタリールームにはカセットトイレと専用の手洗い、そしてダイネットにはサブバッテリーで動作する12V仕様一体型エアコンも用意されており、モーターホームと呼べる充実した機能と洗練されたインテリアに仕上がっている。
エンタテインメントも重視した32インチ大画面テレビ
更に注目されるのが、32インチの大型テレビ。バンク部のボードを上げると、大画面テレビが出現する。キャンピングカーの次のフェーズが”エンタテインメント”であることを感じさせるチャレンジングな試みだ。
ダイレクトカーズは昨年のジャパンキャンピングカーショー2019で、ハイエースベースのキャブコン「モビリティホーム」(記事とビデオはこちら)を発表したが、「トリップ」はそれに続くキャブコン。キャブコンビルダーとして同社の存在感が大きくなってきた。
新型バンコン
リアルウッドを多用した「リトリート」のインテリア
「リトリート」と「釣りエースⅡ」の新型バンコン2モデルも発表した。「リトリート」はハイエーススーパーロングを使用したヴィンテージ仕様のバンコン。最近トレンドとなっている「アメリカンVAN
LIFE」に対応し、リアルウッドを多用した山小屋風のインテリアが特徴。
また、引き出し式ギャレーも装備。車外での楽しみ方も提案している。
リトリートスーパーロングの引き出し式ギャレー
「釣りエースⅡ」は従来の釣りエースのニューモデル。初代のベース車はハイエース標準ボディ標準ルーフだったが、釣りエースⅡは標準ボディハイルーフを採用。ハイルーフを生かしてルーフサイドに取り付けられたロッドホルダーや、濡れたものを気軽に収納しておける床下収納など、更なるアイデアが盛り込まれている。
釣りエースⅡの室内。手前は濡れたものを収納できるアルミ製床下収納
ジャパンキャンピングカーショー2020は、1月31日(金)から2月2日(日)まで、千葉県幕張メッセで開催される。