5m未満のスタンダードキャブコン(9/10)


バレンシア プラス マックレー

 エルフベースのバレンシアプラス

大型発電機を標準搭載することにより、究極のIn-Doorをキャンピングカーに持ちこむことがコンセプト。そのため、エアコンは標準装備となっており、オールシーズンを通じて快適な車内生活を送ることを探求している。

同社のモデルは1台1台手作りのため、ベース車やレイアウトに自由度が高いのも大きな特長で、ベース車はトヨタカムロードを始め、いすゞエルフ、日産アトラスが選択できる。このうちいすゞエルフはダブルタイヤ仕様で1.5トンと2トンを選択できる。

レイアウトはファミリー向けと二人旅向けの「デュエット」が用意されている。
ファミリー向けは対座ダイネット、後部に2段ベッドを備えたスタンダードなレイアウトで、ユーティリティールームも配置されている。
デュエットはL型ソファのダイネットと、ベッドはバンクベッドがメインベッドとなり、最後部にはユーティリティールームが置かれる。
なお、デュエットには車幅を1920mmから2080mmに拡張したワイドデュエットも用意されている。

 バレンシアプラスのインテリア

システムの中心となる発電機は2800Wの大型で、発電電力に余裕があるため、音も1600Wのものに比べると小さくなり、使える環境の自由度が増す。

ギャレーは広く取ってありシンクはビルトインされているが、残念ながらコンロは卓上型カセットコンロをいちいち置かなければならない。
冷蔵庫は90L横開き式が標準装備。電子レンジも標準装備となる。
ただ、インバーターはオプションで、電子レンジをバッテリーで駆動するためには1500Wインバーターが必要となる。折角電子レンジが標準装備でも、外部電源があるところでしか使えないので、インバーターは標準装備にしてほしいところだ。
なお、温水シャワーはオプションで選択できる。

エアコンは家庭用エアコンではなく、米国コールマン社製のルーフエアコンを採用している。炎天下の夏場でも十分な冷却能力を持ち、このエアコンを駆動するため2.8KWの発電機を搭載している。
ただ、バッテリーで駆動できないため、夜の道の駅など発電機が使えない環境ではエアコンが使えないのが残念なところ。

2.8KWの発電機はリモコンでも始動できるため、ON/OFFが気軽にできる。なお、エアコンや発電機がオプションの「スタンダード」も選べるが、スタンダードでは1.6KWの発電機になり、これは手動で始動するため、バレンシアを選ぶなら2.8KWの発電機が標準装備される「自立型」を選択肢たい。

大型発電機を搭載しており、ルーフエアコンが標準装備されているため、価格的は600万円台後半と比較的高価な部類になる。

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2018.4.29