夏の信州木曽路




避暑地は北海道だけではありません。信州も日本有数の避暑地です。信州は関東圏からも関西圏からもアクセスが良く、多くの避暑客で賑わいます。

今回紹介するのは、信州でも南に位置する木曽路。 ここには、エメラルド色の渓谷、美しい滝、神秘的な湖、あるいは心が休まる宿場町などが点在しています。

今回は阿寺渓谷と柿其渓谷、そして自然湖へキャンピングカーで行く場合の注意点をお伝えしましょう。

阿寺渓谷・柿其渓谷
上記のビデオ「エメラルド色の渓谷」のモデルになっているのは、やがて木曽川に注ぐ阿寺川 に沿った阿寺渓谷です。透明感の高いエメラルドグリーンの水流と険しい岩肌とのコントラストは、美しい渓谷を見せてくれます 。
冷たい水が醸し出す清涼感は、暑い夏を忘れさせてくれるでしょう。

また、阿寺渓谷の隣にある柿其渓谷は、 木曽路の渓谷の中でも特に美しいと言われ、光の当たり方により、ダークグリーンからライトシアンに変化するエメラルドカラーの透明な流れは、見ているだけで癒されます。

阿寺渓谷では川に沿った道路を行くことになります。中央線のない舗装された道路ですが、 ハイエースクラスなら特に問題なく、スタンダードキャプコンでも多少すれ違いに気を使いますが 、離合スペースも設けられており特に問題なく行けます。ただやはりバスコンや大型のトレーラーでは苦労する道となります。

この道路は阿寺渓谷キャンプ場で行き止まりとなっており、帰りは引き返すことになります。
阿寺渓谷キャンプ場は、キャンピングカーの乗り入れも可能です。

柿其渓谷への道路も中央線のない舗装された道路ですが、こちらはかなり広く、バスコンでも行くことができます。柿其渓谷は、駐車スペースに車を置いて徒歩で歩いて回ります。駐車スペースは、2箇所ありますが、バスコンやスタンダードキャブコンクラスの場合は下の駐車場の先、渓谷の手前まで乗り入れると、駐車できるスペースがあります。

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自然湖
王滝村役場からさらに奥に入った自然湖は、 昭和59年の長野県西部地震でせき止められてできた天然の湖で、立ち枯れた木々が神秘的な様相を見せています。 カヌーで湖をめぐることもでき、子供連れでも退屈することはありません。
自然湖に至る道路は、舗装道路ですが中央線はなく、スタンダードキャブコンクラスでも少し運転しにくいかもしれません。所々に離合する箇所はありますが、大型のキャンピングカーでは少し厳しいでしょう。
自然湖周辺には駐車場はありませんが、10台程度の車が置ける路肩のスペースがあります。ただしバスコンや大型のトレーラーは、車が多い場合駐車できない可能性があります。


車中泊
道の駅は国道19号線沿いを中心に点在しますので、各観光地に遅くまでいても、それほど時間を要しないで到着することができます。ただし、阿寺渓谷や自然湖方面のように狭い道を通る場合は、あまり暗くなるまでいないほうが良いかもしれません。太陽が沈んでしまうと見るところもなく、帰り道は暗く狭いので運転に気を使います。
明るいうちに余裕を持って到着すると良いでしょう。
なお、日帰り温泉は道の駅に隣接しているところはありませんので、観光地から停泊場所への帰り道で立ち寄ると良いでしょう。


木曽観光連盟のHPはこちら


2016.1.6