南禅寺周辺


京都と言えば南禅寺を思い出す方も多いでしょう。
京都の東側にある大きなお寺で、地下鉄東西線の蹴上駅から歩いて行けます。
高さ22メートルの三門は、石川五右衛門が歌舞伎で「絶景かな」と称した眺めと言われています。
春は桜、秋は紅葉の名所で、多くの観光客で混みあいます。

南禅寺の北には「もみじの永観堂」と謳われた永観堂禅林寺や、そのさらに北には哲学の道、また、南禅寺の南には青蓮院や知恩院、円山公園など、東山の観光名所が並んでいます。
下の写真は南禅寺の塔頭にひとつ、天授庵の紅葉です。


さて、キャンピングカーで秋の京都に行くとなると、よく計画を立てる必要があります。
そもそも、行楽シーズンの京都は、クルマで行くこと自体、あまりお勧めできません。
京都市内の道路は狭く、一般のクルマはもちろん、タクシーやバスが数多く走っています。
土地に不慣れで、しかも大きなキャンピングカーを運転するのは、相当に疲れます。

もちろん、観光地の近くには駐車場も用意されていますが、常に混雑しています。
しかし、折角キャンピングカーがあるのですから、やはりキャンピングカーで行きたいという方もおられるでしょう。
そこで、キャンピングカーで京都に行く場合のポイントを考えてみます。

1 乗り付けるなら早朝
観光シーズンと言っても早朝5時頃なら、まだ道も空いています。
そこで、早起きして、駐車場に入れるか、まだ開いてないなら、前で開くのを待ちます。
南禅寺の場合は、周辺に幾つか駐車場がありますので、クルマを入れて、散策に行くと良いでしょう。
南禅寺の境内は無料ですので、早朝に行っても散策できます。



2 近郊にクルマを駐車して、地下鉄やバスでまわる
市内のほとんどの駐車場は時間制限があります。
例えば、2時間1000円などです。
ですので、駐車場に置いたまま、いろいろ観光していると、とんでもない料金になってしまいます。
そこで、近郊にクルマを置いて、電車や地下鉄、バスでまわるという方法があります。
いわゆるパークアンドライドです。
最大料金が1000円以内で設定されているパーキングも多くあります。
幾つかの特典もあるようです。
ただし、地下駐車場や高さ制限のあるパーキングもありますので、あらかじめGoogle Mapなどで調べておきましょう。

パークアンドライドの駐車場マップ

3 大津からパークアンドライド
お隣の滋賀県大津市にクルマを置いて、京阪電車で京都に入ります。
隣の県と言っても、京都まで30分程度ですので、遠くありません。
また、色々な特典もあります。

ただ、高さ制限のある駐車場が多いようです。
2100mm以上の高さのあるキャンピングカーは、あらかじめ問い合わせしておくことをお勧めします。

大津市のパークアンドライド駐車場

4 バンテックのRVパーク
キャンピングカービルダー、バンテック京都の敷地内にRVパークができました。
トイレはもちろん、シャワー、コインランドリー、ゴミ箱、給水、ダンプステーション、汚物タンク洗浄機、流し台まで揃っている、理想的な施設です。
京都市内にありますので、観光地へのアクセスも便利です。
キャンピングカーユーザーにとっては、本当にありがたい施設です。

バンテックのRVパークページ

5 道の駅「ガリレアかめおか」
道の駅ですので、ここにクルマを置いて観光に行くことはできませんが、車中泊は可能です。
ここは、京都市の西にある亀岡市で、京都市内から1時間程度かかります。
京都の東にある南禅寺周辺までは、1時間半はかかります。
ただ、国道9号線の京都方面は常に混んでいますので、時間の余裕を見て出発するのが良いでしょう。

道の駅「ガリレアかめおか」のサイト

6 大型車ではかなり行動が制約される
大型のキャンピングカー(バスコンやそれ以上)の場合は、シーズン中は市内の駐車場に駐車するのはかなり難しいかもしれません。
しかし、観光バスの駐車場はむしろ整備されていますし、大型車の駐車場で検索すると見つけることができます。
マイクロバスの料金設定がある駐車場もあります。
注意点は時間制限の有無です。
2~3時間の時間制限を設定している場合がありますので、あらかじめサイトで確認すると良いでしょう。
予約が必要な場合がありますので、これもチェックしておきましょう。




2015.10.01