リゾートデュオバンビーノジュニアはStage21の軽キャブコン。
ダイハツハイゼットトラックに、アルミコンポジットのパネルで構成されたシェルを架装している。
アルミコンポジットシェルは、断熱材をサンドイッチしたアルミパネルで、軽量化かつ優れた断熱性を発揮する。
そのため、FRPシェルに比較して大幅な軽量化を実現しており、これは当然走りや燃費にも好影響を与える。
また、リゾートデュオバンビーノジュニアはポップアップルーフを標準装備しており、高い天井高を確保し、広い室内空間を作りだしている。
さて、同社にはリゾートデュオバンビーノというモデルが別にあり、同様に軽トラックベースの軽キャブコンで、ポップアップルーフも装備している。
ジュニアが異なるのはコンポジットパネルの内部階層と、エントランスの位置だ。
リゾートデュオバンビーノのパネルは6層構造なのに対し、リゾートデュオバンビーノジュニアは3層構造となっており、コストダウンが図られている。
またエントランスは、サイドからリアに移されており、その影響で内部のレイアウトは多少異なっている。
ジュニアではリアエントランスでサイドが全面使えるようになったので、ギャレーを含むサイドボードが広くなった。
また、ダイネットも広いL字型ロングソファとなっている。
ベッドはL型ダイネットの隙間を背もたれで埋めるだけ。
最小限の動作でベッド展開できるので、就寝前の作業もそれほど面倒ではない。
もちろん、常時ベッド状態にしておき、ちゃぶ台スタイルのダイネットとして使うこともできる。
ポップアップルーフをアップすると、天井高が高くなり広々とした室内空間になる。
また、ルーフベッドもセットでき、ここでも2名就寝できる。
従って、就寝人数は計4名なので、ファミリーでも使用できる。
ただし、移動時は横座りになるので、長距離ドライブは疲れるかもしれない。
長距離や長旅の場合は、やはり2名で使うのが理想的だろう。
ギャレーは、初代リゾートデュオから引き継がれ使われている丸型の白い大き目のシンクが採用されている。
また、電子レンジもオプションで設定されている。
また、初代のリゾートデュオに使われていたマホガニー材ではないが、雰囲気の良い木製家具が使われている。
なお、オプションでマホガニー無垢材へのアップグレードも可能だ。
収納は、オーバーヘッド収納が両側に用意されている。
大きさはそれほど大きくないが、小物の収納には便利だろう。
それ以上の収納はシート下になるが、大き目のバッグなどは厳しい。
電装系は105Ahのサブバッテリーが1湖標準装備され、走行充電、外部100V入力/充電が標準で装備される。
また500Wのインバーターも標準装備されるので、この範囲の家電品を使うことができる。
またソーラーシステムもオプションで用意される。
なお、クーラーに関しては、同社オリジナルの「冷え蔵Ⅱ」が標準装備される。
これは、中に氷を入れ、その中にファンで空気を循環させ、冷気を出すクーラーボックスで、興味深いソリューションだ。
能書きには、100Aのサブバッテリーで理論上100時間稼働させる事ができ、1Aにも満たない省電力で、軽サイズの室内を-3度~-5度、3時間冷やすことができると書かれている。
もちろん外気温によって効果は異なってくるだろうが、就寝前の夜間なら、比較的効果を期待できるだろう。
リゾートデュオバンビーノジュニアは、車両本体価格239万円~と同クラスのモデルの中でも低価格に位置する。
これだけの装備が付いてこの価格ならお買い得感は高いだろう。
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