【NEWS】レクビィが新型ヴォーノを発表~“リビングを持ち歩く”ハイエースバンコン


レクビィ(本社:愛知県瀬戸市)はハイエースワイドロングワゴンをベース車に使用した新型「Buono(ヴォーノ)」を発表した。二人旅を想定し、インテリアデザインに凝ったバンコンだ。

現行のヴォーノは2009年に発売され、「リビングのような」お洒落なインテリアを持つバンコンの先駆者となった。二人旅に限定した余裕のある室内にL型ソファを配置し、コーナーラックにテレビをホームシアター的に置いた室内は、それまでのバンコンのイメージを一変させた。

新型ヴォーノのレイアウトはキープコンセプトで、一見旧型と変わらない。後部にギャレーを配置しているのも同じだ。しかし、実際にはベッドマットの配置の見直しやベッドマットの展開のしやすさが見直されており、ベッド面積と収納場所の拡大も図られている。

 新型ヴォーノのインテリア

インテリアは従来モデルに比べシックなトーンになり、高級感が増している。シートのエッジ部は濃いブラウンになり、先日モデルチェンジした同社の「ファイブスターセプト」に似たトーンとなっている。
しかし一方、ギャレーコンソールやオーバーヘッド収納の扉はオフホワイトで、コントラストの効いたアクセントになっている。

 可動式になったテーブル

テーブルは可動式フィン型テーブルに変更され、位置を変えることができるので、動線の自由度が増した。
リビングに置かれたコーナーラックには、オプションのナビ連動24型テレビとJBLスピーカーが収まり、ラウンジシートに座るとミニシアターのような楽しみ方ができる。

 簡単にできるベッド展開

ベッドはダイネットを展開すると規定上は3名が就寝できるが、二人旅ならゆったり就寝できる。

後部にはオプションの49L冷蔵庫がギャレーコンソールに収まり、上部には丸形シンクがビルトインされている。冷蔵庫はギャレーコンソールの扉を閉めると隠される構造。

ギャレーの前(後部左サイド)には、これもヴォーノの特徴の本格的なワードローブが設置されており、大きな収納スペースになっている。

前モデルにはSuperior仕様が用意されており、テレビ、JBLスピーカー、冷蔵庫、外部100V電源入力とサブバッテリー充電機能、カーテンが、標準仕様に追加設定されていたが、新型でも同様のセットオプションになりそうだ。

ハイエースワイドロングワゴンは一般の5x2mのパーキングに収まるサイズで、コインパーキングなどにも駐車できる。また、車高は2,105mmなので高さ制限のある駐車場にも入れる場合が多い。
従って都市部でも比較的扱いやすく、また停泊時は広い室内で寛ぐことができる。ヴォーノは洗練された室内を持ち、オーディオビジュアルも豪華なので、自宅の駐車場でももう一つの部屋として活用できるかもしれない。

価格は、ガソリン2WD/6ATで432万円~(税別)。セットオプションやFFヒーターなど必需品に近いオプションを追加すると、45万円~50万円の追加になる。

ベース車:ハイエース ワイドロングワゴン
区分:8ナンバー
乗車定員:5名
就寝定員:大人3名
全長  :4,840mm
全幅  :1,880mm
全高  :2,105mm


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2020.7.30