グローブバスはデスレフの看板ブランドで、同社のシリーズ中最もコンパクトなモデルをラインアップする。
シリーズ中、レイアウトが多数用意されており、レイアウトにより全長が異なる。
最も全長が短いT1、T2は5990mm、最も長いT4が6850mmに達する。
シリーズにはこのほか6400mmのT11、T15があり、全部で5モデルが用意されている。
今回取り上げたT2は縦置きダブルベッドを持ち、その横にサニタリールームが配置されたプラン。
T1が横置きダブルベッドで比較的スタンダードなレイアウトで、全長は同じなので、好みによって選ぶと良いだろう。
前部はT1、T2とも同じで、ダイネットは2列目に前向き固定シートを持ち、フロントシートが回転して対座ダイネットになる。
固定の単座シートもあるので、一応5名が座れるが、基本的には2名で使うことを想定している。
ベッドも規格上は3名就寝できるが、2名、あるいは子供を入れて3名で使うのが現実的である。
なお、4名以上のファミリーなら、フルインテグレーテッドでプルダウンベッドを持つのIシリーズが用意されている。
ギャレーは3口コンロとシンクが一体になったコンビネーションシンクがビルトインされており、本格的な料理もできる。
ただ、調理スペースがほとんどないのが難点。
エントランス側に跳ね上げ式の調理台が付いていると良かったと思うのだが。
なお、ギャレーコンソールには冷蔵庫がビルトインされている。
サニタリールームはカセットトイレと温水シャワーが標準装備。
温水シャワーは10Lのボイラーで湯を沸かし、水と混合して適温にする。
水の温度にもよるが、2名で使用すると湯量はぎりぎりだろう。
収納はオーバーヘッド収納がダイネット上、ベッドルーム、ギャレー上と豊富に用意されており、また、ギャレーコンソールにも引き出し収納があるので、不足することはない。
更に、ベッド下は大きな収納庫になっている。
なお、T1の場合は、左右からアクセス可能。
なお、このモデルは2016年モデルで、本国では2017年モデルが発売されている。
2017年モデルは、モデル名から”アクティブ”が無くなり、グローブバスとなっている。
また、レイアウトもT1、T6 、T7 の3モデルに絞られており、縦置きベッドのT2はラインアップされていない。
グローブバスアクティブT2は3Lディーゼルターボのフィアットデュカトがベース車で運動性能も全く問題ない。
デスレフブランドの最もコンパクトなモデルなので、比較的国内でも運転し易いだろう。